学生活動
2023.11.13
『風のアール・ブリュット×ココロ・ポリリズムJIU 障がい者の生きた芸術展』が11月6日(火)~12日(日)の7日間、城西国際大学水田美術館で開催されました。
7日間で、学生219名、教職員33名、地域の方330名 計582名がご来館くださいました。
本展覧会は、城西国際大学全学部共通科目である「域学共創プロジェクト」の授業にて、学生たちが、生活クラブ風の村の障がい者施設(スペースぴあ茂原、重心さくら、重心なりた、赤とんぼ飯野、とんぼ舎さくら:計5施設)と、生活クラブ風の村のアール・ブリュット事業を担当している いろだまの皆さまと、協働で開催しました。
学生たちは、『地域と「つながる」機会に乏しい』という、障がい者施設の課題の解決に向け、障がいをもつ方々が制作された『アール・ブリュット(障がい者の生きた芸術)』を通して、地域の皆さまと「つながる」ことの実現に向けて取り組みました。来場者から作者へ、作品の感想をメッセージカードに記載していただき、作者の皆さまへお届けすることや、制作過程の動画を作成したものを美術館で上映いたしました。
作者の皆様は、ご自分の作品が美術館に展示され、多くの方々に見ていただく機会をとても喜んでいました。それまで、ひきこもり状態だった方が、展覧会に向けての意欲が出てきたことで、ひきこもり状態から脱した方もいらっしゃったそうです。
学生たちは、生きた芸術に触れ、自身の障がいへの偏見に気付く学生や、障がいを「特性」として感じ取ることができている学生等、机上では学ぶことができない、自身の感性を通した深い学びを得ていました。
「つながる」ことを目標とした本プロジェクトは、「誰一人取り残さない」SDGsの取り組みとしても、大変、有効な取り組みとなりました。