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カナダ研修 2日目

カナダ研修

2024.08.07

カナダ研修2日目

 本日学習したことは、カナダの医療制度について。

 長所:ヘルスカードがあれば、カナダ人は医師の診察、病院での治療、処方薬などさまざまな医療サービスをすべて無料で受けることができる。所得、年齢、健康状態に関係なく、すべてのカナダ人が必要な医療サービスを受けられる制度になっている。

 短所:死に直結する病気が優先的に治療されるため、医療処置の待ち時間が長い。

 発熱外来や皮膚トラブルなど死に直結されないとトリアージされた場合は、おおよそ数時間以上病院の待合室で待たされることが大半である。また医療従事者が不足している。

 隣接するアメリカやメキシコは、お金をたくさん払えば優先的に治療を受けられ、また病院もそのような患者により利益を得られるため、医療従事者の給料もカナダと比べ高額な傾向にあるため、医療従事者たちが流れてしまっており、スタッフが不足している。

 そのため、医療提供者への待ち時間が長くなり、医療従事者が過重労働となり、患者が受ける医療の質に大きな影響を及ぼしている。また、すべてのカナダ人に基本的な公平・公正な医療を提供することに重点を置いた制度の影響により、最先端の医療技術や治療法への投資も不足している。

 カナダの医療制度は公平性が高く、全ての国民が必要な医療を受けられる点で非常に優れていますが、医療従事者の不足や待ち時間の長さといった課題があると感じました。日本の医療制度は高度な医療技術と迅速な対応が特徴ですが、持続可能性と地域格差の問題があるのが現実です。

 両国の制度の長所を学び合うことが重要であり、カナダは医療従事者の確保と最先端技術への投資を強化し、日本は公平性と持続可能性を向上させるための改革が必要であると考えられます。互いの強みを取り入れることで、より良い医療制度を構築することができると今日の授業を通して実感しました。