ルワンダ研修
2024.08.12
元JICA灌漑専門家の田中卓二先生より講義をしていただいた後、キガリからバスで1時間半ほど離れたルワマガナ郡チャルホゴ地区のダムや堰、水道施設を見学しました。灌漑とは水を人為でそそぎ、その水を広げることです。ルワンダは人口の約8割が農業に従事しており、降雨が不足している土地が多いため農業用水の設備が重要な役割を担っています。JICAの無償資金協力により灌漑用のダムや飲み水の施設がつくられているそうです。ただダムや水路を作るだけでなく、故障した時に修理する技術も現地の人に伝え、自分達で管理できるようにすることが重要だと仰っていました。水が足りなかった地域に水を供給できるようになったり、水田の面積が大きくなったりとダムは農業に大きな影響を与えているということがよく分かりました。田んぼだけでなく畑にも水が供給できるようになったそうです。また、ダムの水を有効的に使うためにダムで魚の養殖も行っているそうです。
ダムや堰などの施設を見学し、現地で活動しておられるWAMCAB(Water Management and Capacity Building in the Republic of Rwanda)プロジェクトのNTCI株式会社の専門家の皆様や、地元ルワンダ灌漑水利組合、農協の方々の話を伺い、日本の技術が遠く離れた地で人々の生活を支えていることを実際に見て知ることができました。今日の経験を活かし、私たちに何ができるのか考えていきたいです。
M.G