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カナダ研修 15日目

カナダ研修

2024.08.19

カナダ研修15日目

 午前の授業では年配の方の健康や生活においての心配面についてディスカッションしたり、コミュニケーション技法について学びました。年配の方とのコミュニケーションをとる際は、伝え方をわかりやすくすることが大切であるが、絶対に相手を敬う気持ちを忘れずに決して子供向けの話し方をしてはいけないという基本的なコミュニケーション姿勢を学びました。笑顔で接したり、ジェスチャーを用いてこちら側の気持ちを表現することも大切であると学びました。もし、外国人の患者様を受け持ち、言葉があまり伝わらなかったときに身体での表現や表情は、患者様との関係構築のための重要なコミュニケーション手段になると感じました。二つに分かれて、施設入居のメリットデメリットを書き出した際には、メリットとして、異変時にすぐに気付いてもらうことができる、家族の介護負担が減る、孤独にならないというようなことがあがりました。デメリットとしては、家族に簡単に会うことができない、コミュニティが限られてしまう、入居費用が高いということがあがりました。

 午後は、老人ホームを訪問し、広間で日本の歌(さくらさくら)を歌い、利用者さんの横に座り一緒にビンゴをしました。その後は、アイスを食べながら利用者さんとのお話を楽しみました。私は上手く言葉が出てこず、多くの会話を楽しむことはできなかったが、ビンゴの数字を探すのを手伝ったり、数字を見つけた時は顔を見合わせて笑い合ったりし、コミュニケーションをとりました。その時に、言葉を使わないコミュニケーション技法の大切さを実感しました。ホームの一階は、共有スペース(広間)があり、食事をとる広々としたスペースがあり、外には花が咲く綺麗なガーデンも広がっていて、気分に合わせて好きな所でリフレッシュすることができて良いと思いました。利用者さんは、一人一人首からかける小さな呼び出しブザーを持っており、部屋に戻りたいときなどに押すと職員が迎えに来てくれる仕組みになっていました。必要時に気軽に呼ぶことができるのが利点だと感じました。施設の詳しい構造は知ることが出来なかったが、日本の老人ホームと似ていると感じました。外国の高齢者の方と関わるという機会が初めてだったため、少し緊張もあったが、温かく迎え入れていただき、最後にはハグや握手を交わして別れ、全員笑顔で終わることができました。