ハンガリー研修
2024.08.30
病院での研修の初日、ブダペストセントラル軍事病院を見学しました。この病院はハンガリー最大の軍事病院で、軍事医療に加え、一般患者の受け入れやリハビリテーション、臨床的な試験や研究、疾病予防活動など、幅広い医療サービスを提供しています。特に印象に残ったのは、最新の医療機器やデジタル化されたシステムです。授業で習ったPOC(ポイント・オブ・ケア)を考慮した設備が整っており、ロボットによる物品運搬システムや緊急搬送用のヘリポートなど、迅速かつ効率的な医療提供が可能とのことでした。
また、超音波や電気治療を用いた物理療法では、患者の負担を軽減し、リラックスしながら治療が行える点が印象的でした。日本でも普及していると思いますが、私たちは日本であまり目にしたことがありませんでした。施術を体験し、その効果やアプローチの違いを直接感じることができ、看護の視点からも貴重な体験となりました。さらに、呼吸器専門外来では肺機能検査も体験し、その手法について学びました。ハンガリーでは喫煙率が高く、肺疾患の主な原因となっており、禁煙指導が難しい現状も確認できました。
街の調剤薬局では、機械化された薬品管理システムを見学しました。患者の注文をPCに入力すると、地下倉庫から自動で薬が取り出される仕組みで、誤薬防止と省力化に役立っているとのことでした。看護の実務にも関連する貴重な学びを得ることができました。
ブダペストの有名なカフェ「ジェルボー」にもN.O.訪れました。1858年に創業されたこのカフェは、豪華なシャンデリアや大理石の装飾が施されたクラシックな雰囲気が魅力で、ハンガリーの伝統的なケーキを楽しみながら、歴史あるカフェの雰囲気に浸ることができました。
N.O
ヘリポート見学
物品を運ぶロボット
機械化された薬品管理システム
カフェの内装