ハンガリー研修
2024.09.05
研修導入の文化・歴史・社会に関する講義が終了し、病院での研修が始まった忙しい1週間でした。ハンガリーでは経済格差が影響し、健康意識が低い人が多いため、生活習慣病、特に心血管系や脳卒中、呼吸器系の救急患者が多いことがわかりました。そのため、病院での診断機器やデジタルシステムが進んでおり、ER研修ではトリアージの重要性や患者観察に必要な知識を習得しました。この経験から、日本の医療についてもさらに学び、考える必要があると感じています。
研修の合間には現地の学生と一緒にハンガリーの歴史や文化を体験しています。今週はセンテンドレを訪れました。センテンドレはブダペスト近くの歴史的な町で、カラフルな家々と石畳の道が特徴です。アートが盛んで、多くのギャラリーや工房があり、美しい作品を楽しむことができました。町全体がリラックスした雰囲気で、ブダペストからの日帰り旅行に最適です。また、センテンドレのワイン博物館では、ハンガリーの代表的なデザートワイン「トカイワイン」を味わいました。豊かな香りと爽やかな後味が印象的でした。
さらに、センテンドレの近くにあるシカンゼンも訪れました。ここでは伝統的なハンガリーの田舎暮らしや文化を体験でき、広大な敷地に再現された民家や教会、風車などを見学しました。自然の中での散策や自転車レンタルも楽しみました。
また、ブダペストのGozsdu Weekend Marketも訪れました。狭い通りに並ぶ屋台やショップで、アンティークやハンドメイドのアクセサリー、アート、食べ物などを楽しむことができます。観光客だけでなく地元の人々にも人気があり、活気に満ちた独特の雰囲気を体験できました。
現地での体験は研修の学びを深めるとともに、異文化理解を広げる貴重な機会となっています。
Y.S
シカンゼンの街並み
トカイワイン
Gozsdu Weekend Marketの様子
現地学生との交流の様子