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ハンガリー研修 11日目

ハンガリー研修

2025.08.27

11日目:8月27日:プログラム:呼吸器講義・ICU見学/助産学研修

 午前中はまず「なぜ呼吸器系の知識が必要なのか」をテーマに講義を受けました。酸素と二酸化炭素の交換という生命維持に直結する役割を改めて理解するとともに、低酸素血症や高酸素血症について、その症状・原因・対応方法を学びました。

 続いてICUを見学しました。この病院のICUは32床を有し、隔離室や移植専用病室も備えており、日本と比べても非常に広く充実した環境です。医療従事者は161名が所属し、多職種による連携が欠かせない大規模な現場であることを知りました。理想的な看護配置は「看護師1名に対し患者2名」ですが、現実にはその体制を整えるのが難しいことも学びました。

 体験学習では約20kgの救急バッグを背負い、さらに12kgの人工呼吸器を持って移動しました。実際にはこれらを合わせて40kg近い重量を抱えて階段を上り下りすることもあり、看護師に求められる体力の大きさを実感しました。

 午後は助産学の研修に参加しました。レオポルド触診を実際に行い、これまでの学びを復習しながら理解を深めました。また、子宮口の開大度を触診で確認する体験では、指先で何cm開いているかを判断することの難しさを実感しました。さらに、分娩シミュレーションを見学し、胎児の娩出から胎盤の娩出まで一連の流れを確認。臨床現場をより具体的にイメージできる貴重な機会となりました。

 

M.A
 

病院見学の様子

救急バッグ体験

病院見学

病院見学