学外研修
2021.05.14
城西国際大学 理学療法学科では、3年次に「義肢補装具学実習」を行っています。
この授業では、上肢や下肢を切断した方に対して使用される義手・義足について、その構造や機能だけでなく、対象者の身体機能をどのように評価し、どのような義肢を選択するのか、義肢を使用したリハビリテーションをどのように考えるのかを学びます。
今回は、義肢装具分野に取り組むÖssur(オズール)から3名の専門家をお招きし、義足、義手、切断者リハビリテーションについて特別授業を実施しました。
義足については、オーストラリアでの臨床経験を持つ義肢装具士のNicholas Freijah先生から講義いただきました。
授業では、義足の考え方に加えて、海外で行われている切断者リハビリテーションの事例について紹介していただきました。
学生は、
切断後の身体機能をどのように評価するのか
義足をどのように選択・調整するのか
義足を使用してどのように動作を獲得していくのか
などについて、専門家の臨床経験をもとに学びました。
講義後の休憩時間にも学生から多くの質問があり、義肢と理学療法について理解を深める機会となりました。
義手については、Brynjolfur Brynjolfsson先生から、筋電義手について講義いただきました。
筋電義手は、筋肉を収縮させた際に生じる電気信号である表面筋電位を電極で検出し、その信号を利用して義手の動きを制御する仕組みを持っています。
授業では、学生代表が実際に筋収縮を行い、筋電信号によって義手が動作する様子を確認しました。
教科書や画像だけではなく、実際の義手に触れ、その動作原理を体験しながら学ぶ機会となりました。
義肢装具を使用する方への理学療法では、義肢そのものの構造を理解するだけでなく、切断部位、身体機能、歩行や日常生活動作などを総合的に考える必要があります。
今回の実習では、海外での臨床経験を持つ専門家から、義足・義手の技術と切断者リハビリテーションについて直接学びました。
学生にとって、大学で学んできた解剖学、運動学、歩行、身体機能評価などの知識を、切断者のリハビリテーションと義肢の活用へ結びつけて考える機会となりました。
城西国際大学理学療法学科では、3年次の義肢装具関連実習において、義肢・装具の構造や機能、身体機能評価、装着・使用方法、切断者リハビリテーションについて実物を用いて学びます。
さらに、義肢装具分野の外部専門家を招き、海外での臨床経験や筋電義手などについて学ぶ機会も設けています。


