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【授業紹介】生活支援技術Ⅲ(介護福祉クラス)その2

NEWS

2026.07.04

生活支援技術Ⅲの授業で、「盲ろう者の介護」をテーマとした演習を行いました。盲ろうとは、視覚と聴覚の両方に障がいがある状態を指します。見ることも聞くことも難しいなかで、どのように相手と意思を通わせ、安心して介護を受けてもらうか。学生たちは音のない環境に身を置き、触覚だけを頼りに介助の方法を探りました。

触覚だけで「伝える」難しさ

視覚と聴覚による情報伝達が使えないため、学生たちは触覚だけを頼りに演習に取り組みました。たとえば「椅子に座ってもらう」という日常的な介助の場面でも、相手にその意図をどう伝えるかが大きな壁となりました。

右に曲がる前に合図をして一旦止まります

演習後、学生からは・・・

「お互いで決めた合図が多くて、かえって混乱してしまった」

「椅子に座ってもらうための説明がうまくできなかった」といった声が聞かれました。

手のひらに文字を書く ― 触覚によるコミュニケーション

続いて、二つの異なるコミュニケーション演習も行いました。一文字ずつ、ゆっくりと、相手の手のひらに文字を書く方法と、指の形(指文字)を相手の手で確かめてもらう方法です。普段は意識することのない方法で、学生たちは少しずつ言葉を届けようと試みました。

指文字を覚えようとしています
指文字を使ったコミュニケーション
触れただけでは理解ができなかったので、
再度、一覧表を確認しています

それでも、思うように伝わらない場面は少なくありませんでした。

演習後、学生からは・・・

「言いたいことが伝えられない」

「相手からのメッセージが理解できない」

・・・といった、もどかしさや、いら立ちを感じたという意見も聞かれました。

しかし、その戸惑いやいら立ちこそが、盲ろう者が日々向き合っている世界の一端を映しています。相手の立場に立って考えること、そして焦らず一つひとつ丁寧に意思を確かめ合うことの大切さを、学生たちは身をもって学びました。

福祉総合学科では、こうした体験型の学びを大切にしています。

-あなたも、人の暮らしに寄り添う学びを、一緒に始めてみませんか-