学生活動
2023.07.11
“域学共創プロジェクトE"という学外授業で、恒例となった“ビーチコーミング”を行いました。 “域学共創プロジェクトE”は環境問題をテーマに、学部の境界線を越えて、福祉総合学部・看護学部・観光学部の学生たちが主体的に活動していきます。
ビーチコーミングは、本来、海岸などに打ち上げられた漂着物を拾い集めて標本や装飾に加工して楽しむものですが、今回の活動ではゴミとして嫌われがちな漂着物を楽しんで回収しながら海岸をきれいにしていきました。
まずは、福祉総合学部、看護学部の参加学生が、社会福祉法人ユーカリ福祉会の職員研修施設 “海の保育学校”に集合し、富津市亀田のビーチコーミングへ向かいました。
高齢化が進む富津市では、海岸清掃の人手が足りません。当初、ユーカリ福祉会の保育職員たちが始めた活動を、今では城西国際大学の学生たちが行い活動をつなげています。
低気圧の影響で波が高く、風の強い中でしたが、たくさんのゴミを回収しました。
《学生たちの声・・・》
「限られた範囲なのに、すごく多くのゴミがありました。特に発泡スチロールなどは、どんどんバラバラになってしまい細かくなってしまった。」
「いつも海に行く時はゴミを集中して見ることはないから、気づいてないところにも沢山のゴミがあってびっくりしました。」
「砂浜の上の方までゴミが流れているものや、捨てられていてものがあって、もう少し環境のことを考えて自分の行動を見直すべきなのではないかと思った。」
清掃活動の後は研修施設の古民家で、みんなで楽しく昼食を取りました。
域学の活動で千葉東金キャンパス内のヤマモモの実から作ったジュースを、みんなで美味しく飲みました。
《学生たちの声・・・》
「みんなでジュースにして飲むのがすごく楽しかった。」
「やまもものシロップも美味しかった。少し歩いて疲れた体に相性バッチリでした。」
「最初に採った時の匂いと違っていて甘く、フルーツジュースみたいな感じだった。」
毎年、夏と秋の2回ビーチコーミングを行い、ゴミを種類別に分類して調査をしています。
《学生たちの声・・・》
「海にものすごい量のゴミが捨てられているのが改めて分かりました。」
「私はビーチコーミングをするのは2回目だけど、このような活動をするのはとても大切だと思った。今回のゴミも私たちが拾わなければ、動物たちが食べてしまったり、また別の場所へ流されてしまったりするので、日ごろから拾う意識を身につけるべきだと思いました。」
拾った貝殻と海ガラスで、オブジェも作りました。
《学生たちの声・・・》
「シーグラスなどは活用できて、キレイなものが制作できるんだなと思いました。」
「秋にまたチャレンジして、色々なゴミやシーグラスが拾えたらいいなと思います。」
《活動を終えての学生の感想・・・》
「違う学部の人と話せてとても楽しかった!貴重な体験が出来て良かった。」
「域学プロジェクトEの活動は大変な面もあるけど、やはりやり遂げるとすごく達成感があるので楽しい活動だなと感じています。次回も頑張りたいです!」
「いろんな地域と連携して活動の幅を広げて、みんなが主体的に街を変えていける取り組みを行っていきたいです。」
“域学共創プロジェクトE”の活動では、学生たちが活動で自然環境と向き合い、来年4月に開園する“東金国際こども園”での子どもたちへの環境教育へとつなげていきます。
学生たちが出したアイデアが、園庭の活用法やプログラムとして、目の前で実現していく学びができます。