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観光ゼミナール ~観光まちづくりの実践 vol.07~ 日本郵政株式会社かんぽの宿鴨川様の宿泊プラン企画「第2回 清澄・四方木アドベンチャーツアー」も無事に開催することができました!!!

ゼミ活動

2021.12.20

観光ゼミナール ~観光まちづくりの実践 vol.07~ 日本郵政株式会社かんぽの宿鴨川様の宿泊プラン企画「第2回 清澄・四方木アドベンチャーツアー」も無事に開催することができました!!!

 

2021清澄四方木アドベンチャーツアーマップ


2021清澄四方木アドベンチャーツアーマップ


11月28日に実施した「観光を学ぶ学生と巡る里山e-bikeツアー 第2回清澄・四方木アドベンチャーツアー」は、日本郵政株式会社かんぽの宿鴨川様の宿泊プラン企画として開催しました。この宿泊プラン企画では、ツアー前日の夜に、かんぽの宿鴨川様にてツアーの魅力を伝えるロビートークも実施し、参加者の方々とともにツアーを楽しむ気持ちを共有しました。

実施した2回のツアーコースは、隣接する清澄地区と四方木地区を結び、千葉県でも標高の高い地区という特徴を活かしたダウンヒルコースが目玉とも言えます。また、普段スポーツに親しんでいない方にも気軽に参加してほしいとの考えでe-bikeを利用し、四方木地区に点在する地域の魅力を楽しんでいただくためのコースマップも作成しました。なお、e-bikeのレンタルは、ウェルネスポーツ鴨川様にご協力いただきました。 

今年のツアーはこれで終了となりますが、今後はこのツアープロジェクトを振り返り、その課題や継続の可能性について検証します。学生たちもツアーを完遂したことの充実感を感じるとともに、それぞれに課題も見つけたようです。


ロビートークではゼミ活動の目的を伝えることができました 田所さん


観光学部3年 田所 昌 さん

11月28日に、2回目の清澄・四方木アドベンチャーツアーを開催しました。今回のツアーはかんぽの宿鴨川様宿泊プランとしてのコラボ企画だったので、前日27日夜にかんぽの宿鴨川様にてロビートークを行いました。

ロビートークでは、今回のツアーに参加してくださる方をはじめ、宿泊しているお客様に対して、ツアーの舞台である清澄・四方木地区の紹介、今回のツアー概要、そして自分たちのゼミ活動の目的や目標をお話させていただきました。コロナウイルスの感染状況が少し落ち着き始めたこともあり、たくさんの方がご宿泊されていました。しかし、結果としてロビートークの参加者は少なく、人を集め、話をし、興味を持ってもらうことの難しさを実感しました。私は、ゼミ活動の目的や目標をお話させていただきました。ゼミ活動の当初より議論してきた活動の目的やツアーの趣旨、このツアーを通して地域にどのような貢献ができるかなど、この1年間の活動を通じて念頭に置いてきたことを説明できたと思います。その中で改めて観光まちづくり、観光による地域振興の難しさ、発信力の重要性を私は感じました。私たちが目指す観光によって地域に賑わいを取り戻し、関係人口を増やし最終的には移住定住に繋げていくこと、これは活動をすればするほどハードルが高く、非常に難しいことだということを日々実感しています。だからこそ、まずは活動を多くの人に知ってもらうこと、つまり「認知度の向上」が大切なのではないかと思いました。

地域の魅力や文化の理解ももちろん重要ですが、観光というものが地域にとっては日常を作る大きな手段であり、私たちが思う以上に今後の日本にとって重要な分野であること、これを私たちのように日々観光を学び活動をしている学生がしっかりと発信をしなくてはならないと改めて感じました。今回のロビートークの経験を活かし、観光の重要性をしっかりと発信できるスキルを身につけて、観光学部の学生にしかできないことを発信していきたいと思います。


e-bikeの様々な機能を説明する様子 中江さん


観光学部3年 中江 綺花 さん

私は11/28の清澄・四方木アドベンチャーツアーで、初めてガイドに挑戦しました。ツアー準備では清澄地区、四方木地区に何度も足を運び、ツアー経路や時間配分などを何度も確認しました。また、e-bikeレンタルで協力いただいたウェルネスポーツ鴨川様に訪ね、今回のツアーの醍醐味でもあるe-bikeの操作方法も学びました。今回お借りしたe-bikeは、スポーツタイプの多段変速ギアであるため、状況に適したギアチェンジの方法や、電動アシストの電源や電動モードなどの確認の仕方等、私自身が理解し、参加者の方にしっかりと説明できるように練習しました。また、清澄地区、四方木地区の方々にも協力していただき、様々な地域の魅力を引き出せるようなツアーを構成することができたと思います。

ツアー当日の天気は快晴でしたが、気温が低くかなり肌寒い中での出発となりました。参加者の方々はスポーツタイプの自転車に乗るのが初めてでしたので、ゆっくりと景色を楽しみながらe-bikeに乗ることを心がけました。そして、紅の里にて行われた「いかだクルージング」では、快晴と紅葉が相まって非常に綺麗な景色で、水面に太陽光が写ってキラキラと輝いており、参加者の方々にも非常に満足していただけました。

その一方で、今後の課題点もみつかりました。特にツアーの集合場所については、「交通機関の説明が足りない・場所がわかりにくい」といったご意見をいただき、私自身、地元の方でないとわかりにくい集合場所であったことを再認識しました。他にも「いかだクルージング」中に会話が途切れてしまうことがあったので、状況を踏まえて適切にトークを続けられるような能力を身につけていく必要があると感じました。

今回のツアーガイドは、今後の自分自身にとって、非常に有意義な経験であったと感じています。


ツアーガイドを担当した宮澤さん


観光学部3年 宮澤 光太 さん

今回のツアーを通して、感じたことや思ったことが2点あります。

まず1点目は、事前準備の大切さです。今回はガイドを担当しましたが、初めての経験でした。モニターツアーやコース調査などで、地域には何度も訪れてはいたのですが、地元の方々と同じように地域の紹介をすることはできないなと感じました。しかし、インターネットには掲載されていない地元ならではの情報を記録し、四方木地区の方々が私たちに地域を紹介してくれた際には様子を思い出し、自分なりのガイドを務めるように準備しました。ツアーガイドを終え、参加者の方々の笑顔を見て、自分なりの精一杯のガイドが伝えられたのかなと思います。

2点目は、参加者の方とコミュニケーションをとることの重要性です。ガイドをしながら、参加者の方々からも様々な意見をお聞きすることができました。最近、テレビなどで紹介された四方木不動滝などはもちろんですが、あまり知られていない甚兵衛穴などの見所にも興味を持っていただいたようです。そして、地域の「静かさ」が魅力的だというお話を伺い、改めて地域の特徴に気づかされました。「何かがある」というだけではない、その地域ならではの特徴をもっと伝えられたのではないのかなと思いました。

当初の予定よりもツアー回数も少なく、参加者数も目標には達しませんでしたが、自分なりに精一杯ガイドしたことで、参加者の方々にはご満足いただけたツアーを提供できたのではないかとか思います。


紅葉の中をe-bikeで疾走する様子


観光学部3年 馬 澤 さん

11月28日の「かんぽの宿鴨川宿泊プラン」ツアーに参加して感じたのは、ゼミのみんながツアーに慣れてきたということです。今回のツアー企画は、1泊の宿泊施設が用意され、ツアー前日にはお客様との交流を深めるロビートークもあり、とても魅力的なツアーだったと思います。私は、これまでの数回のツアーを経験したことで、多くのことを理解できたので、ゼミの皆さんのできる限りの手助けをしようと取り組みました。

当日は、私も地元の人たちと一緒に話をして、とても素敵な気持ちになりました。現地の状況も知ることができ、景色を楽しむことができる特別な体験でした。

ツアー参加者の方々も、たくさんの写真を撮り、地元にも興味を持っていただいたようです。このような体験ツアーは、留学生である私自身にとっても地域のことをよく知る機会となります。今後もこのような取り組みに参加し、日本の地域ことや日本の観光について体験的に知りたいと思います。


イカダクルージングでは見事な紅葉を見ることができました


観光学部3年 石崎 龍一 さん

私は、11月28日に開催した「第2回 清澄・四方木アドベンチャー」のサポートメンバーとして参加しました。サポートメンバーは、ガイドのようにツアーの主役という立ち位置ではありませんが、ツアーの様々な場面で、私たちが清澄・四方木地区の活性化に取り組んでいる理由や、両地区が取り組んでいる活動などを伝え、地域に興味を持っていただく大事な役割であるとも考えていました。その点でも、コミュニケーションの重要性を実感として学ぶことができました。

ツアーに参加していただくことは最初の一歩ですが、ツアーを通して地域に興味を持っていただくことが私たちの本来の目的です。そのため、ガイド担当者だけがコミュニケーションを取れば良いということではなく、ゼミ生のみんなでガイドをフォローし、地区の方とともにみんなでツアーを作り上げていくことが重要なのだとも学びました。そして、ともに作り上げていくツールが「コミュニケーション」なのだと考えます。

また、2回のツアーを実施してみてわかった点があります。参加者は様々である、ということです。第1回ツアーは男性と女性、第2回ツアーは女性のみでの参加でした、性別だけではなく、年齢や体力の違いなどもあります。参加者の希望に応えたツアーを実施することも大事なのだと感じました。その意味では、私たちは学生ガイド2名の対応でツアーに備えていたので、それぞれの参加者の要望に応えることができたのは良かったと思います。私たちのツアー企画はまだ始まったばかりですが、一人ひとりの要望に応えることができるようなオーダーメイド型のツアーを提供することも、着地型観光には必要なのだと思います。そのような参加者に寄り添うツアーが満足度を高め、地域のブランディングにつながるのではないでしょうか。

ツアーを終えた率直な感想は、もっと多くの方に参加して欲しかったということです。しかし、それでも清澄地区、四方木地区の活性化活動の取り組みに、一つの提案ができたのではないかとも思います。


四方木地区では様々な木材を用いたコースターをプレゼント


観光学部3年 菊池 大輝 さん

11月28日に、清澄地区・四方木地区にてe-bike(スポーツタイプの電動アシスト付き自転車)を使用したツアーを開催しました。今回、私は救護班としてツアーのサポートをしていたのですが、回数を重ねるごとにツアーの成熟度が増してきていると感じました。特にガイドチームは、安全安心な自転車の乗り方に気をつけており、ギアの設定や電動アシストのオンオフ、電動アシストモードの切り替えなど、何度も乗車しているからこそわかる微細なアドバイスを伝えている点に感心しました。

ツアー終了後は、清澄地区の「工房きよすみ&Café」にて昼食を取ります。私は昼食配膳などのサポートをしていたのですが、その際にも、ガイドチームはお客様との会話を切らすことなく、前回モニターツアーの反省点の改善に取り組んでいました。その成果もあり、とても充実した昼食の時間を過ごせていたと感じました。ツアー中にはお話しできなかった地域の特徴や、今までのツアー企画の様子など、様々な点で会話が弾んでいました。

なお、11月26日に開催された「安房の国観光まちづくり塾」講座にて、清澄地区・四方木地区での模擬オンラインツアーの中継担当も行いました。私は四方木地区の担当で、四方木地区の地域活動拠点である「四方木ベイスしたなおい」から中継しました。この講座の受講者の方々が、観光に携わる方であると聞いて緊張しましたが、無事、地域のことを伝えることができ、ほっとしました。今回のゼミ活動を通じて、地域の魅力を伝える方法として、オンラインという新しい手段の可能性を感じることができました。その一方で、現地で体験してもらうことによる「経験的価値」という魅力を伝えることの難しさも感じました。


オンラインは都市と地方を結ぶ新たなコミュニケーションツールと言えます 菊池さん


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