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学びの成果 ~グローバル人材ビジネス実務検定に合格~

学生たちの声

2022.03.03


 外国人留学生のための科目「キャリア形成h」は、卒業後の進路(大学院進学や就職など)に対応できるよう、実践を通して幅広い知識や技法を身につけることを目指した授業を実施しています。主に、日本語コミュニケーション力、異文化適応力、ビジネスマナーを含めた社会人基礎力の修得に重点を置いた内容となっています。
 そして、学びの成果を測るものとして、本学ではグローバル人材ビジネス実務検定を年2回実施しています。2022年1月に行われた団体受験では、観光学部から2名の留学生が受験をし、すばらしい成績で合格しました。
 
*グローバル人材ビジネス実務検定とは
 グローバル人材ビジネス実務検定(通称 G検)は、日本で働きたいすべての外国人材のための検定試験で、日本の組織で活躍するためのビジネス基礎力(コミュニケーション、ビジネスマナーなど)と接遇力(接遇の基本、敬語、異文化適応など)を総合的に判定する検定試験です。日本国内だけでなく、海外から受験することも可能で、2022年1月に実施された試験では、2級78名、3級532名、4級917名が受験をしました(1級は実施なし)。
参考:https://gken.global-hr.org/ja/

【合格者の声】
●観光学部3年 盧彦名
 「キャリア形成h」の授業では、卒業後の進路についてどう考えるべきか、その考え方を学びました。その他にも、ビジネスマナー、言葉遣い、日本のおもてなし、食事マナー、そして日本人の考え方やつき合い方なども修得しました。
 外国人として日本で生活をしていると、誤解が生じてしまうことがよくあります。最初は理解できませんでしたが、授業を通して「異文化コミュニケーションでは誤解は当然、理解は偶然」ということを学び、それから考えが変わりました。常にこのような概念を持って生活することで、理解してくれる人には感謝を、誤解されても落ち込まず、積極的にコミュニケーションをとるようになりました。
 この授業を履修する前は、メールの書き方やビジネスマナーに対して苦手意識がありました。しかし、授業を通して身につけることができたので、自分の力を試したいと思い、G検を受けました。現在は、ホテルのインターンシップに参加し、学んだことを実践しています。また、G検の勉強がきっかけで、日本人の「思いやりの心」や「おもてなしの精神」などに興味を持ったので、卒業後も勉強を続け、理解を深めたいと思います。

●観光学部3年 ?嘉欣
 「キャリア形成h」の授業で、日本の礼儀や日本社会のことを勉強し、日本文化への理解が深まりました。例えば、正しい箸の使い方や日本特有の「おもてなし」の心などです。留学生として、このような日本文化に触れることができたのはとても有意義な時間でした。また、今までは正しい日本語を使うことが一番大切だと思っていましたが、話す内容だけではなく、話し方も大切だということを知り、自分の話し方を見直すことができました。その他に、ビジネスマナーや接客に関することも学びましたが、それらはアルバイトやインターンシップで現場に出たときに役立つと思います。
 そして、G検の勉強をはじめるようになり、本当の意味でのグローバル人材を目指したいと思うようになりました。本に書いてある内容を勉強するだけでなく、実際に勉強したことを活かすことが大切です。
 これからは、大学や職場、そして国際交流の場などでは、自分の話し方や振る舞いを意識しながら積極的にコミュニケーションをとっていこうと思っています。それと同時に日本語能力の更なる向上を目指して頑張りたいと思います。