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観光コンテンツの魅力発見・付加価値の高い観光商品づくりに向けて001 ~寺ヨガ&里山・山城跡ウォーキングツアー体験を通して考えたこと~

ゼミ活動

2023.02.09

于航ゼミナールでは、「地域観光(地域ならではの体験プログラムを中心とする現地の人が企画・運営する観光形態)」、「ヘルスツーリズム」、「観光コンテンツ(「食」、「産業(産業遺産)」、「まち・ 景観」など)の造成」を主なテーマとして、国際大学生ならではの視点から「地域の魅力」を発見したり、観光分野における「新しい観光商品の企画・開発」に寄与する活動に積極的に参加しています。
今回は「地域の魅力発見」、「地域資源の再発掘・再評価」、そして「観光コンテンツの提供方法とその価値」という3つの視点を学ぶ機会として、「真光寺 ヨガ&里山・山城跡ウォーキングツアー」(袖ケ浦市観光協会協力1月15日実施)と「成田山新勝寺と芝山観光・イルミネーションモニタツアー」(芝山町観光協会協力1月22日実施)に参加しました。
今回のモニターツアで感じ取ったことや気付いたことなどを活かし、今後、地方における「付加価値の高い観光商品づくり」に活用できればと思います。
その活動風景と学生の感想を2回に分けて紹介したいと思います。今回は、「真光寺 ヨガ&里山・山城跡ウォーキングツアー」の紹介となります。

本堂前でゼミ生一同記念撮影

本堂前でゼミ生一同記念撮影

観光学部3年生 斎藤 拓海

今回のゼミ活動は、「真光寺 ヨガ&里山・山城跡ウォーキングツアー」にモニターとして参加することになりました。こうしたモニターツアーに参加することで、ウェルネスツーリズムの本質について学ぶ機会となりました。

まず、私は、お寺でヨガを体験すること自体が初めての経験で、貴重な機会となりました。もちろん、ヨガも初めてのことで、普段からあまり運動をしない私にとっては少し苦痛に感じる部分もありました。ただ、ツアーを終わってみると、心身ともに癒やされ、自分の健康に意識を向けようという気が起こったためいい体験だったと振り返ります。
その後、皆で昼食をとりました。昼食は、地元にある「のうえんカフェ」が提供したお弁当です。見た目はコンパクトですが、肉や根菜類、野菜、多穀米など、ボリュームがあり、内容も栄養バランスを考えられた健康づくりを意識したメニューでした。
昼食後は、真光寺散策をし、川原井里見城跡周辺のウォーキングを行いました。真光寺から城跡までは徒歩10分ほどの距離すが、その道中にも小さな社や祠が存在しており歴史を感じられとても楽しいものでした。

今回のモニターツアー全体を通して感じたことは、「体と心双方の健康維持・推進」を取り組んだツアーの重要性についてです。
ここで言う「体の健康維持・推進」とは、先にも述べましたが、「ヨガを通して被験者に健康に対する意識を向けさせようという体験」であり、「心の健康維持・推進」とは、「住職のような地域の有識者たちの言葉を借り、歴史を知り自分の知識を磨き上げる体験」のことです。こうしたことが私たちの心身を豊かにしてくれるのだと感じました。また、こうした体験や経験を介して、地域資源の乏しい地域に眠っている「宝」を磨き上げることの重要性も感じました。
最後になりますが、心身ともに充実感を得ることのできた今回のモニターツアーは、私にとってとても有意義なものでした。今回の経験から学んだことを活かし、今後も行動していきたいと思います。

みんなで一緒にはじめての寺ヨガ体験

みんなで一緒にはじめての寺ヨガ体験

観光学部3年生 篠田 康太朗

今回、袖ヶ浦市にある真光寺で行われた「真光寺 ヨガ&里山・山城跡ウォーキングツアー」にモニターとして参加して感じた二つのよかったことをご紹介します。

一つ目は、袖ヶ浦市を再発見することが出来ました。
私は、このモニターツアーに参加するまでは、袖ヶ浦市と言えば、東京ドイツ村がある市だというイメージしかありませんでした。そのため、袖ヶ浦氏に内在する他の観光資源にあまり注視していませんでした。そのため、貴重な観光資源があっても、気づかない状態でした。ただ、今回のモニターツアーに参加し、ある観光資源に「付加価値」をつけることで、新しい観光商品が生まれることを知り、その眠っていた観光資源の価値を再発見することができました。今回は、新しいかたちの「観光コンテンツの造成」のために、「お寺」という地域固有の資源に「ヨガ」と「ウォーキング」を付加価値として提供し、新しい観光商品を創り出したわけですが、その手法もとても新鮮に感じました。

二つ目は、一つの観光商品を成功させるために、様々な方の協力が必要であることを知ることができました。企画した旅行会社はもちろんですが、観光目的地までの交通に携わっている交通会社の方々、そして、体験講座の講師、昼食を提供して下さったレストランなど、皆様の協力があってこそできた活動だということを改めて再認識しました。こうした方々が一つのつながりを作り、同じ企画を運営するためにはどうしたらいいのかと言うことを一生懸命考えたのだろうと推測できることが多く大変勉強になりました。

禅寺で瞑想体験

禅寺で瞑想体験