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VRドラム缶風呂体験 ~ 臨場感ある映像体験は観光誘客に繋がるのか !? ~

ゼミ活動

2023.02.14

内山ゼミでは、鴨川市四方木地区の地域活性化のために、学生たちがさまざまな取り組みを実施しています。今回は、2022年11月に開催されたJIUフェスティバル(大学祭)で行ったVRゴーグルで体験する「VRドラム缶風呂体験」の様子を紹介します。

観光学部3年 大塚 彩音

2022年11月5日、6日に行われたJIUフェスティバルでは、「四方木美術館」というテーマで、映像を活用した展示を行いました。展示内容は四方木地区の写真展示、地区の自然資源の動画上映、そしてVRゴーグルで体験する「VRドラム缶風呂体験」です。こうした展示コンテンツを通して、四方木地区の魅力を伝えました。

また、こうした展示を見た来場者に四方木地区への関心度について聞き取りを実施するアンケート調査にご協力頂きました。このアンケート結果を見ると、四方木地区に関心を持っている方が非常に多いことがわかります。
例えば、「(「VRドラム缶風呂体験」体験後)四方木地区でキャンプをしたいか?」という質問に対し、82%が「はい」という回答だったことからもその関心度が窺えるのではないでしょうか?他にも「ドラム缶風呂を体験したいか?」という質問には82%の回答者が「はい」、「四方木地区に行ってみたいか?」という質問には93%が「はい」という回答でした。。

この結果から、私たちは、今回行った「VRドラム缶風呂体験」は、単なる疑似体験ではなく、「「観光したい!」という気持ちの誘発に繋がる」可能性があると感じています。とくに、VRによる3Dでの映像体験は、2Dの平面映像よりも臨場感のある世界を伝えることが可能であるため、「四方木地区まで行くことが難しい高齢者の方にも楽しんでもらえる可能性」や「都市部と農村部をデジタルで簡単に結びつけることができる可能性」を感じました。

VRドラム缶風呂を体験中

VRドラム缶風呂を体験中

観光学部3年 望月 志峰

私は、今回の四方木地区での活動において、SNSを利用しゼミ活動の情報発信を行うことを担当しました。
2022年7月にInstagramを立ち上げ、「ここが私のANOTHER SKY in 四方木」と題し、ゼミ生一人一人が四方木のおすすめを紹介する企画や、キャンプの様子、大学祭の様子など、バラエティ豊かな投稿を行っています。アカウントを開設し投稿を始めた時は、なかなか「いいね」の数や閲覧数、フォロワーを増やすことができず、四方木のことを知ってくれる人を増やせるのかと不安でした。
そこで、四方木の魅力を多くの人に知ってもらうために、写真や動画を投稿する上で、3つのルールを決めました。1つ目は、私たちが実際に体験している様子や非日常的な写真を投稿すること、2つ目は、自分たちが体験した素直な気持ちをそのまま書くこと、3つ目は、その日の情景をイメージしてもらいやすくするために文章の表現や絵文字での表現の仕方を工夫することです。また、投稿の閲覧者数を増やすために、投稿する曜日や時間帯も工夫し、投稿を見る側の目線に立って投稿を行いました。すると、徐々に閲覧者数、フォロワー数共に増えていき、四方木の魅力が少しずつではありますが、伝わっているのではないかと感じることができました。Instagramでは伝えきれていない魅力が、四方木にはまだまだたくさんあります。それをInstagramというメディアを使って、これからも発信することで、「四方木に行ってみたい!」と思う人を増やしていきたいです。そして、このInstagramが、微力ではありますが四方木の力になれていたら嬉しいです。

内山ゼミで制作した四方木地区での活動を紹介するInstagram

内山ゼミで制作した四方木地区での活動を紹介するInstagram

観光学部3年 渡部 優輝

私は、JIUフェスティバルにおいてもポスター制作を担当しました。ゼミ活動においてポスター制作を行ったのは、今回で4度目となります。今回も印象に残るポスターを作りたいと思い取り組みました。

今回は、大学祭の展示ブースの宣伝ポスターであることから、「どんな展示をするのか?」「いつ・どこで開催されるのか?」が伝わるよう、情報の「見やすさ」を意識したレイアウトを心がけました。また、昭和レトロ風の表現としました。その理由は、昭和レトロなデザインが好きだということもありますが、今回展示する 「VRドラム缶風呂体験」が「昭和っぽい!」と思ったからです。展示会のタイトルである「四方木美術館」の文字の並びについても、レトロかつ美術館の雰囲気を感じることができる先の尖ったフォントを用いるなどの工夫もしました。

最後になりますが、私は、今年のゼミ活動は一貫してポスター制作を担当しました。タイトル決めにはじまり、レイアウトからコンセプトイメージ作りなどのデザインに至るまで全てを任せてもらったことで、責任を感じるとともに楽しんで制作に取り組むことができたと思っています。新しい挑戦も多くあり、とてもいい経験になりました。

JIUフェスティバルにおける展示会場の様子

JIUフェスティバルにおける展示会場の様子

観光学部3年 濱木 太陽

1年間のゼミ活動を振り返ると、私たち学生が主体となって企画を考え、地域社会に関わり、自分たちなりに四方木地区に貢献できたのではないかと考えます。そこで、少し、ゼミ活動を振り返りながら、11月5日、6日に実施したJIUフェスティバルでのゼミ活動の報告展示について紹介したいと思います。

私たち内山ゼミの学生は、ゼミ開始直後に四方木地区で行なったキャンプにおいて、地区の現状を知るとともに、ゼミ生同士の絆を深めることができました。また、10月の「ドラム缶風呂体験」のイベントを実施した際には、コロナ禍であったこともあり、集客には結び付かなかったので、自分たちで企画したものを自分たちで経験するという貴重な機会もありました。そこで、これらの経験を他の人にも共有したいと思い、その様子を映像で体感してもらうことはできないかと考えました。とくに、10月のドラム缶風呂体験のイベントの様子を体験してもらおうということで、360度カメラなどを利用し、ドラム缶風呂の様子を撮影し「VRドラム缶風呂体験」をJIUフェスティバルで実施することにしました。このように柔軟に企画を変更し、次の活動へと繋げることを考えながらゼミ活動を行なってきた一年となりました。

ちなみに、JIUフェスティバルで展示をした「VRドラム缶風呂体験」の映像には、自然の中でドラム缶風呂に入っているような「音」を加えるなどの工夫をしました。そのことで、自然の中に入り込むような感覚を感じていただくことができたのではないかと思っています。また、ダンボールで擬似ドラム缶風呂を作って、より没入してもらえるような工夫もしました。「実際に温泉に入っているみたいだね」という声も多くあり、嬉しく思いました。

その甲斐あってか、「VRドラム缶風呂体験」には、約50人の方々に体験していただくことができました。初めてVRゴーグルを体験する方も多かったため、使い方を説明するなど丁寧に対応させていただきました。こうした対応がアンケート結果での満足度にも繋がったのかと思います。私たちの活動が四方木地区を盛り上げ、いろいろな人に知ってもらうきっかけとなることができたのではないかと思います。それと、こうした結果に結び付けたことは、ゼミ生全員が四方木地区での活動に対する自分なりの意見を持つことができ始めたからではないかとも思っています。

一年間のゼミ活動を終えて

一年間のゼミ活動を終えて


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