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地域の活性化に取り組みます② ~鴨川市四方木(よもぎ)地区でキャンプ体験~

ゼミ活動

2023.06.20

内山ゼミでは、「地域の活性化」をテーマに研究活動を行っています。私たちのゼミが研究フィールドとしているのは、千葉県鴨川市の山間部に位置する小集落「四方木地区」。

2023年度の最初のゼミ活動は、恒例の「四方木したなおい」でのキャンプ体験です。このキャンプ体験の目的は、四方木地区の現状を体感し、地区の方々と交流することで、活性化への想いや活動の実際を知ることです。もちろん、ゼミ生同士の交流を深めることも大事な目的の一つです。初めてのフィールドワーク、初めての四方木地区訪問、そしてキャンプ体験、学生たちが感じたこと、気づいたことなどをご紹介します。

初めての四方木地区訪問は恒例のキャンプ体験

観光学部3年 山口 千乃

初めて四方木に訪れ、地区の方とともにキャンプ体験と地区探索をしました。私自身、キャンプは初めての体験であり、さらにフィールドワークとして何をすべきかを考える必要もあったので、当日までの準備はとても大変でした。しかし、実際に地区に訪れてみると、四方木不動滝や小櫃川上流の渓流、鳥の鳴き声など、私が住んでいるところでは経験できない自然の魅力に心が奪われました。そして、自然豊かな空間で食べるBBQはすごく美味しかったです。特に夜のテント泊では、自然の「音」が賑やかで、まさに「自然は生きているのだ」とも感じました。また、ゼミの仲間とも話し合いを重ねて実現できたバームクーヘンの味は忘れられません。
今回のキャンプで感じたことは、実際に足を運んでみないとわからないことが多くあるということでした。これを体験的に学ぶことができるのがフィールドワークの良さです。そして、四方木地区で感じたことは、地元の方々は四方木地区のことが大好きで、多くの人に地区のことを知って欲しいという熱い想いのもと、日々活動をしているのだということです。私は今回のキャンプ体験で、その想いに少しでも貢献したいと強く思いました。ゼミの仲間と協力して四方木地区を盛り上げていきたいです。

今回のキャンプアクティビティの目玉の一つは林業体験、安全第一です

地区の方にチェーンソーの使い方を教わり、スウェーデントーチ作りにチャレンジ!

木材はヒノキを用意していただきました。木屑とともにヒノキの香りに包まれます

切れ込みの中心に火をつけると、煙突効果でトーチのように炎が灯ります

観光学部3年 韓 美林 (ハン ミリム)

6月5日から6月6日まで、ゼミ活動で鴨川市四方木地区にキャンプに行ってきました。四方木に着くと、緑とまっすぐに林立する木々が私を迎えてくれました。地元の人たちと周囲を散策しましたが、自然の安らぎを満喫することができました。とても暑かったですが、良い場所に良い人たちと一緒にいられて心が癒されました。

私にとって、今回のキャンプ活動は、ゼミ生と共通意識を高めることができた時間でした。一緒にテントを設置したり林業体験をしたりなど、イベントを企画して実現することで、より地域活動を学ぶことができたと思います。四方木地区の活性化という目的のために、一人ではなくみんなで取り組むことで、自らが成長できる大切な経験となりました。

みんなで宿泊用のテントを張ります。こちらは男性で6人ほど寝ることができます

こちらは一人用テントです

観光学部3年 金 信永(キム シンヨン)

6月5日・6日に四方木地区でキャンプ体験をしました。皆で計画したことを実際に実現できたことは、素晴らしい経験でした。ゼミの皆と一緒に協力すれば、やり遂げられることにも気づきました。今回のキャンプは、私にとって初めての体験で、様々なアクティビティを実現したという点でも意義深かったです。計画通りに実行するには困難もありました。しかし、この困難はゼミ生たちと一緒なら解決していけるとも思いました。

四方木の自然の中で、自分たちで収穫したジャガイモをバーベキューコンロで焼いて食べ、夜にはキャンプファイヤーの炎を眺めながらゼミ生との会話を楽しむ経験は、とても贅沢な気持ちになりました。夜明けに起きて見上げた四方木の空は、とても美しかったです。鳥のさえずりや風に木が揺れる音のような自然の中でキャンプ活動ができたことは、とても嬉しいことだと思います。

四方木地区の方に周辺を案内していただきました

夜のキャンプ場の雰囲気、自然の音は賑やかです

ゼミ生同士の仲も深まりました

観光学部3年 佐久間 蓮

6月5日のゼミ活動では、四方木地区の自然や雰囲気を体感することができました。活動として、BBQや芋堀体験、林業体験などを行い、私は芋堀体験をさせて頂き、"メイクイーン"や"きたあかね"、"男爵いも"などの3種類の芋の収穫をしました。それぞれの芋に特徴があり、採れたての新鮮な芋はサッと洗うだけで、するすると皮が剥けます。シンプルに蒸したり、ポテトに加工したりと色々と料理しました。

今回のゼミ活動では、キャンプ飯の開発がテーマです。地区で育てた食材を直前に採り、調理することは最高のキャンプ飯体験かもしれません。今後、四方木地区ならではの魅力を高める「キャンプ飯」を考えていきたいです。

また、「キャンプイベントを計画する」という意味では、アクティビティやBBQなどを楽しむことができた反面、地区の方々にすべてお任せしてしまったという反省点がありました。次回は、ホスト側になることをより意識して、地域活動をより良いものにしたいと思っています。


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