ゼミ活動
2024.07.02
甚平穴(じんべいあな)の前にて
5月24日、フィールドワークを実施しました。現在、内山ゼミ3年生は、鴨川市と君津市の境に位置する四方木(よもぎ)地区に訪れる人を増やし、地域交流を活発化させることを目指して活動しています。そして2024年度の今年は、地区の魅力を体感していただけるような観光交流イベントを計画しています。
そこでまずは、ゼミ学生自身が地区の魅力を知るための地域資源調査=フィールドワークを行いました。地区の皆様にご協力いただき、様々な地域資源を紹介していただきました。
魚釣り体験の様子
観光学部3年 石井 翔也 さん
今回のフィールドワークでは、四方木地区の方々の協力を得て、イベントで企画している「川歩き」コースの視察を行うことができました。当日は、真夏の気温というほど高くなかったので、水に入るつもりはありませんでしたが、小櫃川(おびつがわ)源流付近の川の流れの綺麗さに惹かれ、いつの間にか全身びしょ濡れとなっていました。
今回の調査では、川の流れや深さなどを確認し、川歩きの安全性などを体験することが目的です。実際には川の深さは足首ほどまでの浅瀬部分がほとんどで、川遊びをする淵でも腰ほどの深さしかないため、ライフジャケットを着用すれば子供から大人まで安全に楽しめる事も分かりました。
今後は、参加してくださる方々に、より楽しんでもらえるようなアクティビティ要素を増やすためにも、四方木の自然を活かした企画を考えたいと思っています。その一つとして、手作り竹竿による魚釣り体験はおすすめの体験だと思いました。1分もかからずに、ハヤという魚が釣れることがわかり、「これは絶対に楽しい!」と実感しています。楽しく交流できるイベントを企画したいと思います。
リバーウォークコースの視察
観光学部3年 関 奈々子 さん
今回、私たちは早くも三度目の四方木(よもぎ)地区への訪問となりました。今回訪問の目的は、秋に開催を予定しているイベントの具体的なアクティビティを決めるためのフィールドワークでした。
授業のディスカッションでは、四方木地区の魅力の一つは自然体験であることを改めて確認し、その自然体験として「川歩き=リバーウォーク」をメイン企画にしようとの意見にまとまりました。そこで、今回はリバーウォーキング・ルートを確認してきました。
いくつかのルート候補がある中で、安心安全を第一に、またイベント時間を考慮しながら、川に至るまでの散策ルートや、リバーウォーキング中に場所によって変わる水深の安全性など、実際に私たち自身が歩くことで確認することができました。
また今回のイベントで、私たちは四方木自然体験の中心拠点として「甚平穴(じんべいあな)」を選びました。甚平穴は、川回しの洞窟の一つと言われており、その洞窟を通した景色や迫力が魅力的な場所です。そんな甚平穴の魅力を伝えたいという思いが、ゼミ生全員の強い思いであったので、今回のフィールドワークで安全性を確認することができるかが重要な点でした。天候によっては川の水量変化はありますが、天候状態が良ければ楽しいリバーウォーキングになると確信しました。
今回の企画立案を通して、安心安全にイベントに参加していただく状況を作るとともに、地域活性化のための「交流」するプロセスを作っていくことがとても難しいものだと感じています。それというのは、私たちの目的は、単なるイベント実施ではなく、むしろ地域の持続性を高めるために地域と外部参加者との交流を生み出すことが、最も重要な点であるからです。まだまだ検討事項は多いですが、私たちの活動目的を達成するためにも、四方木地区の方々の協力を得ながら、私たちゼミ生も団結して準備をしていきます。
甚平穴の淵
リバーウォークで発見した小さな滝
普段の授業の様子
リバーウォーキングの資料