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9/22 「おいでよよもぎ」イベントを終えて vol.2~ピザ作りについて~

ゼミ活動

2024.10.26

9月22日、鴨川市四方木(よもぎ)地区で、地区の活性化を目指したイベント「おいでよよもぎ」を地区の方々との協働で開催することができました。参加者の皆様をはじめ、多くの方々のご協力のもと開催できたことをゼミ生一同感謝しております。

イベントを終えた学生たちの想いを2回にわたってご紹介します。Vol.2は「食事班」の感想です。

イベント開催の挨拶

ピザを焼くにはコツがあります

観光学部3年 池田 佳菜人 さん
9月22日に「おいでよよもぎ・大自然で川歩き&ピザ作り」を迎えました。4月からイベントの計画と準備を進めていき、約5ヶ月の準備期間でイベントを開催することができました。この5ヶ月間は、イベントをただ実施するのではなく「お客様のため」、そしてイベントの趣旨である「鴨川市四方木地区の交流人口の増加」、「地域活性化」などのたくさんのテーマや目的に沿った内容を考え、準備をして、イベントを開催できたことがとても嬉しいことでした。

市原市にある「ちはら台TENT」で、告知のためのイベントも実施しました。インスタ運営やチラシ作成などの告知もイベント開催数ヶ月前から実施していたため、募集上限の5組とキャンセル待ち数組という集客結果に繋がったと思います。

また、イベントまでの計画と準備の過程では、ゼミ生10人が同じ目標を持ち、活動できていました。ゼミのメンバーのほとんどが、イベントの運営は初めてで、イベントの計画、準備、実行のイメージを持つことが難しかったと思いますが、1人1人が責任を持って担当した仕事を確実に実施していったことで、ゼミという組織の動きがスムーズだったと思います。

そしてイベント実施の目的である、「四方木地区の認知度を高めること」、「イベント参加者との交流を深めること」、「それによって四方木地区訪問のリピーターを生み出すこと」、これらの目的にあったイベント作りもできたと思います。

四方木地区を歩き、地区の方々の説明を聞いたりして、川へと向かう。四方木地区ならではの地形を活かしたボート乗船と釣り。手作りピザ窯で焼く四方木産の具材を使ったピザ。四方木地区に生えている竹を使った竹ランタン作り。お客様に非日常を体験してもらう中で交流を大切にし、しっかりと四方木地区の現状を知ってもらって共感を得るということができたかと思います。お客様からいただいたアンケートには自分たちが目的を持ってイベントを計画し、運営できたことに対しての答えが現れていました。

イベントは無事終了しましたが、ここからイベントを振り返り、これからのゼミ活動に活かしていきたいと思います。

ピザづくりの様子

ピザのトッピングは採れたて野菜が中心です

観光学部3年 川村 しずく さん
このイベントは、「交流」と「共感」をテーマに取り組み、地域の方々との協力を重視して進めてきました。私たちは何度も話し合いを重ね、四方木の方々の意見も積極的に取り入れながら、計画を立てました。

私は主にポスターのデザインとゼミInstagramの運用を担当しました。ポスターのデザインはゼロから考えるのが難しかったですが、皆から意見をもらいながら完成させることができました。四方木らしさを出しながら、シンプルで目を引くデザインになり、四方木の方々からも好評でした。

ゼミInstagramでは、イベントのカウントダウンや四方木の紹介を投稿しました。四方木の魅力が伝わるように写真をたくさん使って工夫しました。何人かの参加者の方が「Instagramを見た」と言ってくださり、イベントや四方木の魅力を伝えられたと感じています。

また、調理班として「竹巻きパン」と「ピザ作り」を担当しました。四方木産の食材を活かし、パンには「もみじはちみつ」を、ピザには地元の小麦粉やオクラ、ピーマンなどを使用しました。ピザの生地作りでは分量を間違えるハプニングもありましたが、仲間と協力して臨機応変に対応し、なんとか生地を完成させることができました。トッピングの際には参加者の方々とも交流が生まれ、共感を深める良い機会になりました。

最終的にイベントは大成功で、参加者から「楽しかった」「また参加したい」という声をいただきました。普段の生活ではなかなか感じられない自然を楽しんでもらい、四方木の魅力を共感していただけたのではないかと思います。ただ振り返ると、事前の話し合いがもう少し必要だったと感じました。また機会があればさらにコミュニケーションを深め、より良いイベントを作りたいと考えています。

この経験から学んだことは、協力の重要性と、柔軟に対応する力です。四方木の方々の意見を取り入れることで地域の魅力を再発見し、それがイベントの成功につながったと感じました。また、困難に直面した際には、仲間と協力して解決していく力を学べたと思います。

 

ピザの食材は四方木産です

竹巻きパンは四方木の蜂蜜で召し上がれ

観光学部3年 水口 心温 さん
私たち内山ゼミ3年生で4月から考えてきた「おいでよよもぎ」が、ついに開催当日を迎えました。私たち10人は、今年の4月に出会い、初めて四方木地区を訪問して約半年間でイベントを企画し開催までもっていくことができました。ゼミが始まった4月、私たち全員が知らない地域の認知度を上げることを目的に、イベントを企画して運営するには半年という期間ではとても短く、一人一人が責任感をもって人任せにすることなく、活動することにとても難しさを感じました。

イベント当日、私は調理班として、竹巻きパンとピザの準備を行いました。参加者の方々が来られてすぐ、竹巻きパンを渡し、四方木で採れた「もみじはちみつ」をかけて食べていただいたのですが、当日まで4回も練習を重ねていたにも関わらず、全体に火が通らなかったり、それによって焦げてしまったりと、うまくいかないことがいくつかあり、練習をしたからといって本番が必ずしもうまくいくわけではないということを実感しました。ですが、参加者の方々に「もみじはちみつ」と共に竹巻きパンを渡したときに、「おいしい」といって笑顔で食べてくださったり、「おかわりが欲しい」と言ってくださったりしたのは、とても嬉しかったです。

ピザ作りでは、ピザ生地や具材の準備をしました。私はピザのトッピング時に参加者の方々に四方木の食材などを説明する担当だったのですが、そこでは参加者の方々とたくさん交流できたかなと思います。私は人見知りで、初対面の方と話すのは年代問わず苦手ですが、「楽しんでもらいたい」「四方木のことを知ってもらいたい」という思いがあり、私も楽しく交流することができました。参加者の方々がぽろっと出した意見は、私たち主催者側では気づけないこともあったので、学びになることが多くありました。

また、私は今回のイベントでゼミInstagramでの告知を担当していました。自分たちが企画したイベントをより興味を持ってもらうために、人気のあるInstagram投稿を参考にして、「参加したい!」と思っていただけるような投稿を心がけました。Instagramを通して、決まったことはできるだけ早く告知して、多くの期間見てもらえるようにする、正しい情報を発信することの大切さを実感しました。

私は知らない人と関わることが苦手で、将来も人とあまり関わることのない仕事がしたい、と思っていました。ですが、今回のイベントを通して、参加者の方々と言葉を通して交流し、私たちが感じた地域の魅力を感じてもらうことに、とてもやりがいを感じました。そして、そこには、人と人との交流があってこそなんだなと思いました。

体験プログラムは交流が生まれます

 

オリジナルピザができました

観光学部3年 関 奈々子 さん
まずは「おいでよよもぎ」イベントにご参加いただいた皆様、そしてご協力いただいた全ての方々に心から感謝申し上げます。おかげさまで、無事にイベントを開催し、幕を下ろすことができました。

今回のイベントを通じ、四方木地区の自然や地区の魅力を伝えるだけでなく、地区の方々と参加者、そして学生間で交流が生まれました。この交流は単なる観光の枠を超え、参加者一人ひとりが地域の実態や生活に共感をし、関係人口としての意識を持つきっかけになったのではないかと感じています。

イベントを終えて最も感じたことは、地域との「交流」がただの一時的なものに終わらず、「共感」を通じて参加者が何度も訪れるリピーターとなる可能性を秘めているということです。四方木地区は、人と自然が共存し、活気を取り戻そうとする住民たちの努力によって形作られています。そのような取り組みを外部の人々が知り、共感し、繰り返し足を運んでくださることに繋げることで、地域の未来に大きな力を与えると強く実感しました。

この活動を通じ、観光という形の中に「交流」と「共感」をいかに深めるかが、今後の地域活性化において重要なテーマであると気づかされました。

今後も、四方木地区を訪れる人々にとって特別な場所となるよう、さらに工夫を凝らし、リピーターや関係人口の創出に我々内山ゼミが貢献していけたらなと考えています。

 

子供たちと竹巻きパン

参加者と竹巻きパン

竹巻きパンを試食して

ピザ焼きの作業を一緒に

竹ランタンと一緒に記念撮影

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