ゼミ活動
2024.12.28
2024年11月9日・10日に開催された第33回JIUフェスティバルにおいて、于航ゼミナールは「パンダパーティー」をテーマに掲げ、多彩なアクティビティや企画を展開しました。
本場の餃子を提供する食文化体験、パンダの油絵制作、パンダクイズ、パネル展示など、楽しみながら学べる機会を提供しました。写真エリアを設置し、SNSを活用して撮影や投稿を楽しめる仕掛けも好評でした。活動を通じて気づいたこと、学んだこと、そして反省点をまとめ、2回に分けて成長を促す実践教育の成果を振り返ります。
大学祭に先たちゼミ集合写真
「パンダ・パーティー」ムードに包まれました
髙尾 星寧(タカオ アカネ) 企画とリーダー
私は今年5月に「日中文化交流協会大学生交流訪中団」の招待枠を頂き、中国北京・上海・四川省を訪れました。可愛いパンダグッズをたくさんお土産として持って帰って好評を受けました。大学祭のテーマを設定する際パンダを提案し、ゼミ生たちからも賛同を得ました。
今年の大学祭では、昨年の実行委員の経験を活かし、教室展示と調理ブースでリーダーを務めました。準備では、テーマの「パンダパーティー」に合う教室申請や装飾の試行錯誤に苦労しましたが、大学学生サービス課のサポートとチームの努力で成功を収めました。当日、パンダグッズや餃子が予想以上に好評で、特に餃子の宣伝活動が販売を後押ししました。一方で、宣伝と写真撮影の両立やリーダーとしての情報共有不足が課題でした。
来年度もリーダーとして参加し、より良い展示を作り上げることでゼミ活動を継続し、さらに成長したいと考えています。
大学祭で大活躍 高尾星寧さん(左)と宋慶文さん(右)
宋 慶文(ソウ ケイブン) 調理担当
今回の大学祭では、水餃子の調理を担当しました。料理屋を経営する父の影響を受け、調理担当に挑戦したものの、参加者のほとんどが調理未経験者で、見込める客数や客層の情報もなく、最初は不安でいっぱいでした。そんな中、于先生から「自由にやっていい、売上を気にしなくていい」と言われたことで、失敗を恐れつつも、定番の「餃子」に挑戦することにしました。
茹でる「水餃子」にするか、慣れている「焼き餃子」にするか迷いましたが、用意できる道具、作業の手間、そして季節性を考慮し、「水餃子」を選びました。手作りは難しいため、市販の冷凍餃子をいくつか試食し、自分の知見で最も「本場の味」に近い商品を選びました。
次に課題となったのは茹で時間です。長すぎても短すぎても品質が落ちるため、何度も練習を重ね、最適な時間を見つけ出しました。また、当日の効率的な運営を考え、ストップウォッチを使用した茹で時間の管理や整理番号を配る方法を導入し、スタッフ全員がスムーズに調理・提供できるよう工夫しました。
こうした準備と工夫が功を奏し、水餃子は多くのお客様から好評を得ることができました。2日間の活動を通じて、効率的な運営やチームとの交流の大切さを学び、大きな達成感を感じました。
開店準備が大忙し
大いに賑わうお店の前
パンダを囲んで
夏 浩然(カ コーゼン) 装飾と宣伝
今回の大学祭で特に印象に残ったのは、1週間前から行った宣伝用ポスターや装飾の準備作業でした。ローズガーデンを背景に、風船やリボンを使ってイベントアーチを作成しました。天候にも恵まれ、朝早くから全員が集まり、それぞれが役割を分担しながら協力して作業を進めました。形が完成したアーチを見ると、チーム全体の気持ちが一気に盛り上がり、大学祭が待ち遠しくなるパーティームードに包まれました。
さらに、事前に注文していたパンダの着ぐるみを試着し、本物そっくりの愛らしい姿にみんなで記念写真を撮るなど、準備の過程も楽しい思い出となりました。
初めての大学祭だったため、準備や運営には不慣れな部分もありました。準備作業自体はスムーズに進められましたが、片付け作業では混乱する場面も見られました。この経験を通して、チームワークの大切さや事前準備の重要性を深く学ぶことができました。
ポスター作成ためのアーチ飾り(夏浩然さん)
呉 翼展(ゴ ヨクテン) 装飾と商品購入
私は、中国・成都のパンダ基地を訪れた経験を活かし、大学祭でパンダグッズを販売するアイデアを提案しました。商品の仕入れはアリババを利用し、編みバッグ、ぬいぐるみ、バッジ、ヘアバンドなど、多様な商品を準備しました。
夏休み明けには購入したパンダグッズをメンバー全員で手分けして日本へ運び、効率的にコストを抑えることができました。その結果、大学祭当日には手頃な価格で商品を提供することができ、多くの来場者から良い評判を得ることができました。この成功は、私たちに大きな達成感をもたらしました。
今回の大学祭は、私たちにとって初めての挑戦でしたが、多くの学びと成功を得る貴重な機会となりました。ご協力いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。来年は、さらに工夫を重ね、より良い出店を目指して取り組みたいと考えています。
丸2日間かかって手作り立体パンダ作成(呉翼展さん)
劉 易漩(リュウ イセン) ポスター制作
今回の大学祭では、ポスターの制作を担当しました。視覚的な魅力とテーマ性を両立させることを目指し、見る人が一目でイベント内容を想像できるよう、パンダ、竹、餃子、クイズ、お絵描きといった多くの要素をデザインに盛り込みました。さらに、親しみやすさを演出するため、手描き風のスタイルを採用し、デザインに楽しさと温かみを加えました。
文字部分では、イベントの活動時間、場所、そしてハイライトといった重要な情報を簡潔で見やすいレイアウトで配置し、情報伝達を重視しました。その結果、多くの人に足を止めてもらえるポスターとなり、イベント全体の盛り上げにも貢献できたと感じています。
今回の経験を通じて、単に内容を伝えるだけでなく、イベントの意義や幅広い年齢層に訴求できる要素を盛り込むことの大切さを学びました。今後は、ターゲット層の多様性に対応したデザインにも挑戦し、より効果的で魅力的なポスター制作を目指していきたいと思います。
ポスター制作
ポスターデザイン担当(劉易漩さん)