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インターンシップサマーセッションプログラム2026報告④ ― 市原市役所経済部観光振興課 千葉県市原市―

インターンシップ

2026.10.01

本学観光学部では、学部独自のインターンシッププログラム(有単位)を実施しています。企業や自治体などで一定期間の就業体験を行うキャリア教育およびインターンシッププログラムです。
実地での就業体験を通して、職場の雰囲気に触れ、社会の基本的なルールやマナーを学びながら自分自身の将来の職業に関する意識形成を行うことを目標に、観光の学びに見合った企業で活躍することの意義について理解を深めることを目的とします。
2026年度も、本学のサマーセッション・夏期休業期間(7月下旬~8月下旬)を利用して、短期インターンシップサマーセッションプログラム(2週間~1カ月程度の就業体験)を実施しましたので、学生の声を介して紹介します。

●観光学部2年 小栗 翔太

インターンシッププログラム/期間:短期インターンシップ / サマーセッション
インターンシップ実習先:市原市役所(経済部観光振興課)
インターンシップ内容:観光振興/まちづくり
インターンシップ先 web site/SNS:https://www.instagram.com/ichihara_city/

 

今回、私はサマーセッションの一環として、市原市役所観光振興課で二週間にわたるインターンシップに参加しました。業務内容は、市原市内の観光振興や地域のまちづくりに関する支援、地域の広報支援など、多岐にわたるものでした。

観光振興課の皆様と市原市が推しているゾウのポーズで記念撮影

具体的には、市原市内の観光スポットを訪れ、観光客を対象としたアンケート調査を行い、来訪目的や観光動向などを確認しました。また、「花プロジェクト」という市原市で行われるイベントで使用するノベルティグッズとして、オリジナル缶バッジの企画・制作や、イベントに合わせて運行する小湊鐵道の列車に掲出するヘッドマークの制作なども担当しました。

制作物① 花プロオリジナル缶バッジ

制作物② 小湊鉄道に車載するヘッドマーク

今回のインターンシップを通して多くのことを学びましたが、とくに印象に残った学びは三つあります。
一つ目は、市役所職員の仕事について理解を深めることができたことです。
私はインターンシップに参加するまで、市役所職員は庁舎内でパソコンを使った事務作業を行うことが多いというイメージを持っていました。しかし、観光振興課の業務を経験するなかで、職員の方々が地域の現場や企業などを訪れ、関係者とコミュニケーションを取りながら、地域の状況や要望を把握していることを知りました。市役所の仕事には、事務作業だけでなく、地域に足を運び、人との関係を築くことも必要であると学びました。就職活動を始める前に行政の仕事の実際を知ることができたことは、今後の進路を考えるうえで大きな経験になりました。

市内でアンケート調査を実施しその報告をする様子

地域独自の飲食店をレポートする取り組みも実施

二つ目は、「花プロジェクト」で使用するヘッドマークやノベルティグッズの案を作成するなかで、自分自身で考え、工夫することの大切さを学んだことです。
私はこれまで、生成AIを活用すれば、完成度の高いものを効率よく制作できると考えていました。しかし、実際に制作を進めるなかで、AIが生成したものをそのまま使用するだけでは、企画の目的や地域らしさを十分に表現することが難しいと感じました。そこで、タイトルの候補を自分で考えたり、自分で描いたイラストを取り入れたりするなどの工夫を行いました。ただ、この経験から、便利な技術に任せるだけでなく、制作物の目的や見る人のことを考えながら、自分自身の発想や判断を加えることが重要だと学びました。

市原市専用AIを駆使して制作物を作りました

三つ目は、行政の仕事では、地域の方々の声を聞き、その背景を理解しながら、関係者と調整していくことが重要だと学んだことです。
地域の会議に参加した際には、地域の方々と交流し、地域が抱えている問題や課題について直接話を聞く機会がありました。職員の方々が、寄せられた要望をそのまま受け入れるのではなく、地域の状況やさまざまな立場を踏まえながら、実現可能な方法や改善策を検討している姿が印象に残りました。この経験を通して、地域の課題解決には、地域の方々に寄り添う姿勢とともに、多様な意見を整理し、関係者と調整する力が必要であると学びました。

地域の取り組み(小湊鉄道)を実際に体験しました

 アートイベントの会場(廃校利用の現状)について視察しました

今回のインターンシップを通して、私は地域の課題解決に関わる仕事に、これまで以上に関心を持つようになりました。今後は大学の授業や地域での活動に積極的に参加し、観光の視点から地域の魅力を生かす方法について、さらに学びを深めていきたいと考えています。また、今回の活動において自分に不足していた点や、より工夫できた点についても振り返り、今後の学習や活動に生かしていきたいです。

実際に活用されることになったノベルティグッズ

◎2026年度に実施した他のインターンシップサマーセッションプログラム報告記事
 ※下記のタイトルをクリックし、ご覧ください。
・北信越地域資源研究所 新潟県上越市
・山武市観光協会 千葉県山武市
・東武トップツアーズ株式会社 千葉支店 千葉県千葉市