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観光ゼミナール 地域の活性化を考える Vol.6

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釜沼地区でのフィールドワーク

 2月1日、ゼミのフィールドワークとして、NPO法人うずを主催する林良樹さんを訪ねました。林さんは、大山千枚田に近い鴨川市釜沼地区の古民家「ゆうぎつか」で、里山での「暮らしの楽しさ」を実践し、伝えています。釜沼北棚田オーナー制度、無印良品鴨川里山トラスト、釜沼木炭生産組合、地域通貨あわマネーなどの取り組みは、林さんの人生から生み出されてきた“ライフスタイル”の提案です。学生たちにとっても、都会と田舎、自然と人間、そして人生の豊かさについて考える良い機会となりました。



棚田オフィスにて


棚田オフィスの2階から

観光学部3年 里見 美佳 さん

 今回、釜沼地区で活動をされている林良樹さんを訪ねました。棚田が目の前に広がる野外に建てられた棚田オフィス、炭焼き小屋を見学させていただき、林さんが現在暮らしている古民家「ゆうぎつか」でお話は、「地域を活性化する」ことを深く考える機会になりました。

林さんには、今までの経験や現在の取り組みについてお話しいただいたのですが、その中で「常にゼロでいる」という言葉が印象深く残っています。固定概念にとらわれないで、常に新しい目で見るという意味があり、できることを自分の中で限定せずに、様々なことに挑戦することが物事を成し遂げるためには重要なのだと思いました。そして、地域でできることを最初に限定してしまわないで、新しく何かを生み出す力が、地域活性化において必要なことだとも感じました。

 また、林さんは「あわマネー」という仕組みを作って、地域の住民同士、また地域外の人と地域住民をつないでいます。林さんのお話の中で、釜沼の住民の方々は釜沼に誇りと愛を持って暮らしているのだと感じ、そこには人と人との繋がりが強くあるからだと思います。そして、林さんが主催するイベントにはメッセージ性があるため、参加者は釜沼地区での日常性を体験しにきているのだと実感できます。やはり、地域を知ってもらうイベントを行うのであれば、そのイベントで伝えたいことを明確にすること、それは釜沼での生活をイメージしてもらうことが重要であり、住民が誇りを持って自分の地域の魅力を伝えていることに意味があるのだと思いました。

 今回、林さんの考え方や生き方にふれ、常に何かを発信されていて、次世代につながる新しいことをつくっている方だと感じます。そして、最も印象に残ったのは「物のない豊かさ」という言葉でした。国の豊かさと国民の幸福度はイコールではなく、幸福度が高まる生活の仕方をしなければ、先の未来は見えづらくなってしまうのではないかでしょうか。田舎という地域は「何もないけど何でもある」地域で、多くの魅力的な資源があると改めて思い、地域から国や世界に未来を発信できるのだと感じました。



棚田の説明を受ける学生たち


棚田オフィスからの景観

観光学部3年 方 佳暉(ホウ カキ)さん

 今回の内山ゼミは、鴨川市の西にある釜沼地区に訪れました。目的は、釜沼で地域資源を利用しながら暮らしている林良樹さんのお話を聞き、地域間成果に関するヒントをいただくためです。

 現代の日本にとって農村地域の振興は重要な課題であり、地方から、地域からの活性化を推進していくことが求められているのだと思います。そのためには、地域の魅力を把握し、発信していくことが必要です。そしてその魅力とは、地域の個性であり、そこでの暮らしぶり、ライフスタイルではないかと感じました。林さんは、そのライフスタイルを提案していく中で、良品計画などとも連携し、地域の魅力を活かす活動をしています。

 私は、今回の体験から、地域資源とはそこにある「暮らしそのもの」だと感じました。時代が変わり、生活の様々なモノ、コトが豊かになる中で、それを排除するのではなく、また、古い慣習や生活の知恵を生かしながら、「そこでの暮らし」を提唱する、そのような林さんのライフスタイルに、里山での暮らしや地域活性化のヒントが隠れているのではないでしょうか。



炭焼き窯にて


古民家「ゆうぎつか」にて

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