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観光ゼミナール 地域の活性化を考える Vol.8 四方木のしたなおい活動 ~きこり体験編~

ゼミ活動

2019.03.06

四方木のしたなおい活動 ~きこり体験編~

 鴨川市四方木地区では、地域の活性化に向けて、地域ならではの魅力の発掘に取り組んでいます。その活動の一つが「したなおい活動」です。「したなおい活動」は、地区の方々が中心となって、「四方木の生活」を体験してもらえるようなプログラムを定期的に実施しています。これは、地域活動への参加者を募り、地域に関わる人を増やしていくことを目的としています。地区の自然にふれ、地区住民と関わることで、四方木地区の魅力を伝える大切な活動です。今回、ゼミ活動として、四方木地区を取り囲む「木」を活用した「きこり体験」に参加しました。



チェーンソーの扱い方を教わりました


チェーンソーで伐採体験①


チェーンソーで伐採体験②

観光学部3年 高梨 瑛帆 さん

 今回は、四方木地区の魅力にふれる「したなおい」の活動である「木こり体験」に参加しました。以前より気になっていたプログラムで、楽しみにしていた体験活動です。気になっていたのは、「チェーンソーを使った木の伐採体験!」ができるという点でした。日常生活の中では、木を伐採することはなかなか体験できるものではないので、ぜひ参加したいと考えていました。

 「きこり体験」は、地区の方が樫の大木を伐採するシーンから始まりました。地面に倒れていく木の迫力は、とても言葉では言い表せるものでありません。映像で目にしたことはあっても、その現場に居合わせたことはもちろんなかったので、私にとっては忘れられない経験となりました。そして地面に横たわった木は、「きのこ」栽培用のホタ木にするために1m間隔で「玉切り」していきます。私たちはこの「玉切り」を体験しました。ゼミ生の友人たちはチェーンソーを巧みに扱い、ものの見事に切っていましたが、私にはとても難しく、あまり上手く切ることができませんでした。地元の方の手元を見ていると、チェーンソーが木に吸い込まれていくように滑らかに切れていくのですが、実際に体験してみると思っているほどうまくいきません。まさに、「百聞は一見に如かず」です。

 チェーンソーを手にしたのは初めてで、その動力や使用方法も知らなかったのですが、地区の方々がていねいに教えてくれました。四方木地区の方々は、皆、Myチェーンソーを持ち、いともたやすく枝を落としており、「さすが!」と感心してしまいました。「筏(イカダ)プロジェクト」の際も、様々な道具を使いこなしていた地区の方々の技術には驚きましたが、このような技術が地区の自立的な活動を下支えしているのではないかとも感じます。

 そして昼食は、四方木地区の方々が用意してくださった爆弾おにぎり、ふきのとうの天ぷら、サバの切り身、芋煮、たくあん、と盛りだくさんの料理を楽しみました。寒い中での作業だったので、とても温かく美味しいご馳走に、改めて「おもてなし」の心を学んだようでした。



チェーンソーの扱いはなかなか難しいです


地元の人でも見ることができない樹液がしたたり落ちる様子


地元の方々が用意してくださったご馳走です

観光学部2年 土橋 信之介 さん

 私は、四方木地区の地域活動である「木こり体験」の話を聞き、とても興味を持ち参加することをすぐに決断しました。

そして実際にイベントに参加した感想は、まさに圧巻と言えるものでした。地元の方が伐採した大木が倒れる音、初めて手に取ったチェーンソーで木を切る感触、今までにない体験です。

 チェーンソーを使うにあたっては、思っていた以上に注意しなくてはいけないことがあるということを知りました。四方木の方々から、いろいろな注意点とともに起動の方法や停止の方法、セーフティーのかけ方などを習いましたが、いざ木を切ってみると最初はうまくチェーンソーの刃が木に入っていきません。私は最初、歯を当てるだけで切れるのかと思っていたのですが、チェーンソーを押し付けることで、それほど力をかけずとも木を切ることができるのは驚きです。まるで、豆腐にスプーンを差し込むようにすることでチェーンソーが木に食い込んでいく様は刺激的で、たいへん興味深い体験となりました。

 これからのゼミ活動では、このような初めての経験ができるのかと思うと楽しみであると同時に、地域の活性化についてもさらに深く学びたいと思います。



チェーンソーの扱いには注意が必要です


初めてチェーンソーでの伐採体験をしました

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