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人文科学研究科 教育研究上の目的等 大学基本情報

教育研究上の目的

人文科学研究科

人文科学研究科は、歴史的にも地域的にも多様性に富んだ人間の文化に係る諸活動を、その相対性と普遍性を視野に入れて探究することができる教育研究を行い、国際的かつ学際的視野と異文化理解力、コミュニケーション能力を有し、国際社会で活躍できる高度な専門的職業人や、研究者及び教育者を養成する。

比較文化専攻(博士後期課程)

比較文化専攻は、地域的・民族的文化に係る体系的で緻密な知識と冷静で的確な判断力及び比較文化的考察力を有し、併せて国際的・地球的な視野に立ち、国際社会の中での日本の学術の発展並びに国際的協働に貢献できる人材を養成する。

国際文化専攻(修士課程)

国際文化専攻は、日本とそれを取り巻く世界の文化と社会を多角的な視点から探究する教育研究を行い、国際社会に通用する柔軟で幅広い、高度の体系的知識と実践的能力とを身に付けた研究者及び専門的職業人を養成する。

女性学専攻(修士課程)

女性学専攻は、女性学及びジェンダー研究に係る専門知識と研究能力を身に付け、文化と社会の諸課題を探究する教育研究を行い、地球的で学際的な広い視野に立ち、国際社会に生きる高度の専門的職業人と、地球的協働及び男女協業に参画する人材を養成する。

グローバルコミュニケーション専攻(修士課程)

グローバルコミュニケーション専攻は、言語教育と翻訳・通訳、その関連分野について実践的な視点も取り入れた教育研究を行い、国際人としての態度と豊かな教養及び異文化理解力を基盤とし、言語の習得や運用に係る専門知識と実践能力を備えた人材を養成する。

学位授与方針(ディプロマ·ポリシー)

比較文化専攻(博士後期課程)

比較文化専攻は、地域的・民族的文化に係る体系的で緻密な知識と冷静で的確な判断力及び比較文化的考察力を有することができる精深な教育研究を行い、国際的・地球的な視野に立ち、 国際社会の中での日本の学術の発展並びに国際的協働に貢献できる人材を養成する。

  1. 比較文化論、比較ジェンダー論、国際日本学のいずれかの学問領域において、緻密で体系的知識を習得し活用することができる。
  2. 文献読解能力、批評能力、課題発見能力、情報収集能力、分析考察能力、論理的文章作成能力、口頭発表能力など、高度な研究能力を用いて自立した研究活動を行うことができる。
  3. 専門とする分野から隣接諸学に視野を広げ、研究成果をグローバル社会の発展に活かすことができる。
  4. 比較文化の視点に基づく研究実績を持ち、国際社会において日本の学術の発展並びに国際的協働に貢献することができる。

国際文化専攻(修士課程)

人文科学研究科国際文化専攻は、所定の単位を取得して学位論文審査に合格し、かつ以下に該当すると判断した場合に、修士(国際文化)の学位を授与します。

  1. 日本文化、比較文化のいずれかの専攻分野において、体系的知識を習得し活用することができる。
  2. 人文科学諸分野の研究方法を理解し、文化学、歴史学、文学、言語学、考古学、文化人類学のいずれかを軸に、学際的視野と高度な研究方法によって、自ら設定した課題について探究することができる。
  3. 国際的かつ学際的視野をもって各々の文化を捉え、現代社会におけるあり方を考察するとともに、グローバル社会における自らの役割を自覚し、実社会との関わりを踏まえて専門的な知を追究することができる。
  4. 専門とする分野の必要に応じて、日本語あるいは英語によって、専門的な内容を話し、聞き、書き、読むことができるとともに、社会の様々な場面において、異文化理解能力とコミュニケーション能力を発揮し、課題解決に貢献することができる。

女性学専攻(修士課程)

人文科学研究科女性学専攻は、所定の単位を取得して学位論文審査に合格し、かつ以下に該当すると判断した場合に、修士(女性学)の学位を授与します。

  1. 女性学及びジェンダー研究に係る専門的知識を習得し、活用することができる。
  2. 人文科学、社会科学の諸分野における女性学、ジェンダー論の視点や研究方法を理解し、女性学及びジェンダー研究において、国際的かつ学際的視野と高度な研究方法によって自ら設定した課題について探究することができる。
  3. ジェンダー研究の成果をもって、ジェンダー平等社会の実現に向けて、国際社会における、性差別の実態を正確に把握し、その撤廃に取り組むことができる。
  4. 専門とする分野の必要に応じて、一つ以上の外国語によって、専門的な内容を話し、聞き、書き、読むことができるとともに、ジェンダー平等社会の実現を推進する視野と実行力を修得し、各職業領域において、多様な立場の人々が共に生きやすい社会の実現に貢献することができる。

グローバルコミュニケーション専攻(修士課程)

人文科学研究科グローバルコミュニケーション専攻は、所定の単位を取得して学位論文審査に合格し、かつ以下に該当すると判断した場合に、修士(国際文化)(Master of Arts in Global Communication)の学位を授与します。

  1. 日本語教育、翻訳通訳、TESOLのいずれかの分野において、体系的知識を習得し活用することができる。
  2. 言語、言語教育、翻訳・通訳に関する研究方法を理解し、日本語教育、翻訳通訳、TESOLのいずれかを軸に、国際的かつ学際的視野に基づく研究方法によって、自ら設定した課題について探究することができる。
  3. グローバル社会におけるより良き社会のあり方と発展を考察するとともに、国際社会とその動向に目を向け、自文化と他文化に係る深い理解に基づく視点を持って専門的な知を追究することができる。
  4. 専門とする分野の必要に応じて、修得した高度な語学力を十分に発揮できるとともに、社会の様々な場面において、高度な異文化理解能力とコミュニケーション能力を発揮し、課題解決に貢献することができる。

教育課程編成·実施方針(カリキュラム·ポリシー)

比較文化専攻(博士後期課程)

人文科学研究科比較文化専攻では、教育研究上の目的及び学位授与方針に基づき、比較文化研究の成果をグローバル社会に還元できる専門職業人や、研究者、教育者を養成するため、以下に掲げる方針によりカリキュラム(教育課程)を編成します。

  • 複数の教員による一貫した指導体制の下で、研究活動を活発に遂行し、集大成として博士論文を作成するため、比較文化、比較ジェンダー論、国際日本学のいずれかの分野を軸とする研究指導科目を設置する。
  • 研究水準として求められる専門基礎知識や研究方法、論文執筆要領を確認するため、共通基盤科目を設置する。
  • 各分野においてより専門的で高度な知識を習得し、理解を深めるため、日本文学、日本語学、日本語教育学、地域文化研究、ジェンダー論に係る科目から構成する研究特論科目を設置する。
  • 国際的に活躍する日本発の高度専門職業人育成のため、実践科目として上級日本語教授法を設置する。
  • アセスメント・ポリシーに基づく学修アセスメント・プランを提示し、学位授与方針に示す能力の修得状況及び大学院生としての成長に伴う達成度を測定、評価する。
 

以上の教育課程の編成に基づき、各科目内容に応じて、高度な専門知識の修得を目的とする「講義」、専門知識や理論を論文の作成や発表等を通じて実践することを目的とする「演習」を取り入れた授業形態を採用します。さらに、合理的な授業人数の調整やICTを活用した教育方法を導入し、より効果的な教育を実施します。

 

国際文化専攻(修士課程)

人文科学研究科国際文化専攻では、教育研究上の目的及び学位授与方針に基づき、高度な能力によりグローバル社会に貢献できる人材を養成するため、以下に掲げる方針によりカリキュラム(教育課程)を編成します。

  • 人文科学の研究法・調査法、発表法を習得するため、分野共通必修の基礎論科目を設置する。
  • 専門とする分野について体系的に学び、設定した研究課題を探究するため、歴史学、文学、言語学を軸に日本文化や日本語を立体的に捉えるための日本文化研究分野、文化、文学、考古学、文化人類学を軸に地域文化を比較し相対化することで新たな側面を発見し、各々の独自性や普遍性を発見するための比較文化研究分野の科目群を設置する。
  • 専門知識の習得から研究遂行、その成果発表まで一貫して深めていくため、講義・演習科目からなる分野別の科目群を設置する。
  • 研究内容に即して知識や視点を広げるため、日本文化及び文化比較を主題とする特別講義科目を設置する。
  • 一貫した指導体制の下で、より高度で専門的な知識を学び、その過程で批判的・論理的思考力、課題探究力、問題解決力、批判的かつ創造的思考力を修得し、研究成果として修士論文を作成するため、少人数制の参加型授業の演習科目を設置する。
  • 実地踏査や現地取材のための研修科目、社会人として求められる実践能力を伸長するため、国内・海外インターンシップ科目を設置する。
  • 英語文献の読解を通して、専門知識を習得し研究を遂行するため、英語文献講読科目を設置する。
  • 国際的な情報交流、情報分析を行うため、日本語と英語によるコミュニケーション科目を設置する。
  • アセスメント・ポリシーに基づく学修アセスメント・プランを提示し、学位授与方針に示す能力の修得状況及び大学院生としての成長に伴う達成度を測定、評価する。
 

以上の教育課程の編成に基づき、各科目内容に応じて、高度な専門知識の修得を目的とする「講義」、専門知識や理論を論文の作成や発表等を通じて実践することを目的とする「演習」、「講義」「演習」で学習した内容を社会で生かすための「実習」を取り入れた授業形態を採用します。さらに、合理的な授業人数の調整やICTを活用した教育方法を導入し、より効果的な教育を実施します。

 

女性学専攻(修士課程)

人文科学研究科女性学専攻では、教育研究上の目的及び学位授与方針に基づき、世界で通用する女性学・ジェンダー研究者、及び高度の専門性を修得した職業人を養成するため、以下に掲げる方針によりカリキュラム(教育課程)を編成します。

  • 女性学、ジェンダー研究の基礎及び関連領域を学び、専門とする領域の視点から、幅広い情報を的確に分析できる能力を養成するため、基礎論、専門科目、特別講義の科目群を設置する。
  • 一貫した指導体制あるいは複数の教員による指導体制の下で、より高度で専門的な知識を学び、その過程で批判的・論理的思考力、課題探究力、問題解決力、批判的かつ創造的思考力を修得し、研究成果として修士論文を作成するため、少人数制の参加型授業である演習科目を設置する。
  • 現実社会の問題に適切に対処できる実践的能力を育成するため、国内・海外インターンシップの科目を設置する。
  • 研究に必要な資料や文献を読解する力を高めるため、資料講読及び文献講読の科目を設置する。
  • 国際的な情報交流、情報分析を行うため、英語による論文作成法及び口頭発表法の科目を設置する。
  • 日本語非母語話者を対象に、日本語コミュニケーション科目を設置する。
  • アセスメント・ポリシーに基づく学修アセスメント・プランを提示し、学位授与方針に示す能力の修得状況及び大学院生としての成長に伴う達成度を測定、評価する。
 

以上の教育課程の編成に基づき、各科目内容に応じて、高度な専門知識の修得を目的とする「講義」、専門知識や理論を論文の作成や発表等を通じて実践することを目的とする「演習」、「講義」「演習」で学習した内容を社会で生かすための「実習」を取り入れた授業形態を採用します。さらに、合理的な授業人数の調整やICTを活用した教育方法を導入し、より効果的な教育を実施します。

 

グローバルコミュニケーション専攻(修士課程)

人文科学研究科グローバルコミュニケーション専攻では、教育研究上の目的及び学位授与方針に基づき、グローバル社会で活躍できる専門性を修得した教養人・職業人を養成するため、以下に掲げる方針によりカリキュラム(教育課程)を編成します。

  • 研究ないし課題テーマを探求する能力を修得するため、分野共通必修の基礎論科目を設置する。
  • グローバル社会を理解するための豊かな教養を習得し、専門とする領域の基礎と関連領域を学ぶため、専門共通科目を設置する。
  • 専門的な知識を体系的に学ぶため、分野別の専門科目を設置する。
  • 一貫した指導体制の下で、より高度で専門的な知識を学び、その過程で批判的・論理的思考力、課題探究力、問題解決力、コミュニケーション能力を修得し、研究成果として修士論文あるいは課題研究報告書を作成するため、少人数参加型の演習科目を設置する。
  • 修得した知識・技能を実践するため、インターンシップ、実習・研修を行う科目を設置する。
  • 研究に必要な資料や外国語文献を読解する力を高めるため、文献講読科目を設置する。
  • 日本語非母語話者を対象に、日本語の論文作成法及び口頭発表法の科目を設置する。
  • 主体的なキャリア形成を促進するため、他の分野・専攻・研究科における開講科目の履修を奨励し単位認定する。
  • アセスメント・ポリシーに基づく学修アセスメント・プランを提示し、学位授与方針に示す能力の修得状況及び大学院生としての成長に伴う達成度を測定、評価する。
 

以上の教育課程の編成に基づき、各科目内容に応じて、高度な専門知識の修得を目的とする「講義」、専門知識や理論を論文の作成や発表等を通じて実践することを目的とする「演習」、「講義」「演習」で学習した内容を社会で生かすための「実習」を取り入れた授業形態を採用します。さらに、合理的な授業人数の調整やICTを活用した教育方法を導入し、より効果的な教育を実施します。

 

人文科学研究科が求める人物像(アドミッション・ポリシー)

比較文化専攻(博士後期課程)

  1. 知識・理解
    • 比較文化研究、ジェンダー論、日本文化研究に関して、修士課程修了相当の知識と理解を有している人
  2. 技術
    • 人文科学の諸領域に関して、修士課程レベルの研究・発表能力を習得している人
  3. 態度・志向性
    • グローバル社会との関係性において人文科学の諸領域を捉え、探究しようとしている人

国際文化専攻(修士課程)

  1. 知識・理解
    • 日本文化研究・比較文化研究の専門的な内容及び方法について、学士課程修了相当の基礎的な知識を有している人
  2. 技術
    • 日本文化研究・比較文化研究の分野において自ら研究課題を設定することができる人
    • 自らの研究テーマや内容を、口頭表現や文章表現で的確に伝えられる人
  3. 態度・志向性
    • 文化の多様な側面に関心を持ち、研究をとおして理解を深めたいと考えている人
    • 異文化理解力とコミュニケーション力を積極的に磨き、その力をもって社会に貢献したいと考えている人
    • 文化に係る知識を必要とする専門職を目指している人

女性学専攻(修士課程)

  1. 知識・理解
    • 人文科学・社会科学の専門的な内容及び方法について、学士課程修了相当の基礎的な知識を有している人
  2. 技術
    • 女性学・ジェンダー研究の分野において自ら研究課題を設定することができる人
    • 自らの研究テーマや内容を、口頭表現や文章表現で的確に伝えられる人
  3. 態度・志向性
    • ジェンダーと人権に係る諸問題に関心を持っている人
    • ジェンダー平等社会の実現に向けて、具体的な問題意識を有している人

グローバルコミュニケーション専攻(修士課程)

  1. 知識・理解
    • 言語学、言語教育学、翻訳通訳研究について学士課程修了相当の基礎的な知識を有している人
  2. 技術
    • 専攻しようとする分野に関係する言語について、研究や技能習得が十分におこなえる程度の運用能力を有している人
    • 「日本語教育」「翻訳」「通訳」「TESOL」の分野において自ら研究課題を設定し、研究計画を立てることができる人
    • 自らの研究テーマや内容を、口頭表現や文章表現で的確に伝えられる人
  3. 態度・志向性
    • グローバル社会のより良い発展について主体的に考え、そのような社会に適応し、貢献できる人材になりたいと希望している人
    • 異文化を理解する能力を養い、多文化共生社会で貢献し、活躍したいと望んでいる人
    • 言語の普遍性や多様性など、母語に限定されない言語の幅広い知識を身につけ、豊かな言語生活を築きたいと考えている人
    • コミュニケーションに含まれる多様な要素について関心を持ち、理解を深めたいと考えている人
    • より高度な語学力とコミュニケーション力を、実践を通して習得し、それを活かせる職業に就きたいと考えている人
    • 日本語教員、翻訳者・通訳者、英語教員など、言語に関する専門知識と応用言語学的知識(言語教育や翻訳・通訳などの知識)が必要とされる専門職を目指している人

人文科学研究科の求める教員像および教員組織の編制方針

人文科学研究科として求める教員は、本研究科の教育研究上の目的の実現に向け、全学的な理念・目的・方針等を踏まえ、本研究科のディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシー及びアドミッション・ポリシーを十分に理解するとともに、本研究科の教育課程にふさわしい教育上の能力と教育研究の成果を広く社会に提供することにより社会の発展に寄与する能力を有するものとする。

また、教員組織の編制にあたっては、大学院設置基準に基づき、適切に教員を配置し、国際性、特定の範囲の年齢、性別等について、著しい偏りがないよう多様性に配慮する。