学生活動
2025.09.02
記念すべき第1回は、中高生を対象としたプログラムの日韓通訳に挑戦した韓国語コース2年生 福山愛菜さんにインタビューしました。
公益財団法人国際文化フォーラムが主催する「チキュウノキボウ未来共創事業 合宿型交流プログラムThe QUEST」に、日韓通訳とファシリテータとして参加しました。このプログラムは、日本・中国・韓国・モンゴルの中高生が4泊5日合宿をしながら共に未来の地球を考え共創するもので、私にとっては人生で初めての通訳という大きな挑戦でした!
韓国語コースの中川先生にお声がけいただいたのですが、正直、韓国語の実力はまだまだだったので不安もありました。でも、通訳は貴重なチャンスだと思ったのと自己成長もしたいと思い、チャレンジしました。
本当にひとつひとつの瞬間が印象的だったんですが、一日が終わるたびに、スタッフのみんなで深い対話をしたことがすごく印象に残っています。私は通訳で失敗して泣いてしまったことがありましたが、その悔しさや気持ちをスタッフのみんなと共有することが翌日につながり、自分の成長にもつながったと思います。それから、合宿終了後、「愛菜さんみたいなスタッフになりたい」と連絡をしてくれた子がいたんです。そのことばがすごく嬉しく、励みになりました。
このプログラムを通して、本当にたくさんのことを得ることができたと思います。初日は「完璧に訳そう」という気持ちでいましたが、一度失敗したことから「完璧じゃなくても、まず楽しくやること」が大事だと気づきました。それからは、楽しい場を作り出すこと、そのために相手にメッセージの意図を伝えることを意識し、通訳に取り組みました。また、通訳だけでなく、仲間と協力することや相手の反応を見て話すことの大切さも感じました。合宿が終わる頃には、様々な文化的背景を持つ人々が、互いに理解し合いながら何か楽しむことを創り出したい!自分の個性を出せるコミュニティを作り、多文化共生について考えたり発信したりしていきたい!と思うようになっていました。
とにかく、自分の前に現れたチャンスを掴んでほしいです。不安なこと、難しいことかもしれないけど、挑戦することで経験にもなるし、それは力に変わっていくと思います。また、挑戦することが様々な方との出会いにつながり、自分の頭の中や心の中にあったものが顕在化し、自分の変化になるような気がします。まずは小さな一歩でもいいので、踏み出してみてください。皆さんの希望溢れる未来を応援しています!!
なぜ、学生の挑戦を記事にするのか。それは「挑戦すること=学ぶこと=よりよく生きること」を応援したいからです。挑戦に失敗はつきものです。挑戦すればするほど失敗します。しかし、失敗すればするほど学びが起きます。そして、その学びは、自分がよりよく生きること、社会がよりよくなることにつながります。挑戦と失敗はセットです。どんどん失敗してください。私たち韓国語コースは、学生が挑戦し、失敗し、学び、それを糧に、よりよく生きていく姿を心から応援しています。