ゼミ活動
2024.12.28
2024年11月9日・10日に開催された第33回JIUフェスティバルにおいて、于航ゼミナールは「パンダパーティー」をテーマに掲げ、多彩なアクティビティや企画を展開しました。
本場の餃子を提供する食文化体験、パンダの油絵制作、パンダクイズ、パネル展示など、楽しみながら学べる機会を提供しました。写真エリアを設置し、SNSを活用して撮影や投稿を楽しめる仕掛けも好評でした。活動を通じて気づいたこと、学んだこと、そして反省点をまとめ、2回に分けて成長を促す実践教育の成果を振り返ります。
于航ゼミナールの模擬店です
パンダパワーで学園祭を盛り上げよう
魯 翰(ル ハン) 接客担当
今回の学園祭では、これまで大学で学んだ知識やコンビニでのアルバイト経験を最大限に活かし、接客を担当しました。学んできた「顧客との円滑なコミュニケーションの取り方」「商品説明のコツ」「効率的な接客方法」をフル活用し、水餃子やパンダグッズの販売に挑みました。
来場者一人ひとりに笑顔で丁寧に接し、迅速かつ親切に対応し、多くの方々に満足していただけたと感じています。特に、パンダというテーマが幅広い世代から愛されていることを改めて実感し、販売時の会話を通じてたくさんの笑顔に触れられたことは、大変印象深い経験となりました。
一方で、事前準備や在庫管理の面では改善の余地があると感じました。商品の売れ行きを正確に予測し、適切な在庫量を確保することの難しさを痛感しました。この経験を踏まえ、次回のイベントでは、より詳細な販売計画を立てるとともに、人気商品の動向を事前に予測して効率的な準備を進めたいと考えています。
趙 嘉慶(チョウ カケイ) 総務担当
私は学園祭の準備段階から、ゼミ生一人一人の普段の生活や大学での学びを記録したビデオ映像を編集しました。素材を集め、BGMの選定を行い、完成したときには大きな達成感を得ることができました。
学園祭当日、主にテントでの業務を担当しました。お客様の混雑具合を見ながら、調理コーナー、会計、呼び込みなど、臨機応変に対応しました。冷凍餃子の茹で時間が予想以上にかかってしまい、提供が遅れる事態に直面しました。また、商品の価格設定にも問題がありました。開店から1時間全く売れず、焦りを感じました。
そこで、皆で相談し、設定価格よりも半額に値下げすることを決定。結果として人気が上昇し、売上は伸びましたが、収益は減少し、最終的には赤字となってしまいました。
全体の会計業務も担当しました。日本円と人民元の区別をせずに統計を取ったり、為替レート換算のタイミングを記録していなかったことで誤差が生じました。しかし、助言を頂きながら少しずつ修正を行い、最終的には明確な統計で業務を完遂しました。この経験を通じて、会計業務の重要性と慎重さが必要であることを痛感しました。
また、不足していた部分や統計方法の改善点も認識し、次回の活動に活かせる自信を得ることができました。全体として、多くの学びと反省があり、大学祭をより一層好きになりました。
接客係 韓赫さん・趙嘉慶さん・魯翰さん
劉 楚楨(リュウ ソテイ) クイズ解答・記念品配布コーナー担当
学園祭の期間中、私は主にクイズ解答と記念品配布コーナーを担当しました。2日間で約200人がご来場されました。教室内に掲示したパンダクイズを見つけて回答用紙に記入し、最後に答え合わせをするのが私の仕事でした。内容自体はそれほど難しくありませんが、ずっとその場にいることは大変でした。
来場者の方々は熱心にクイズに挑戦してくれました。私たちはキャンパスで拾った楓の紅葉を使ってしおりを作り、それを壁に飾ってクイズに挑戦した方々に選んでもらい、記念品としてお渡ししました。「素敵な紅葉ですね」「これだけのしおりを作るのは大変だったでしょう」といった声を聞いた瞬間、疲れが吹っ飛び、心から嬉しく感じました。
パンダクイズ解答中の劉楚楨さん
楓のしおりを記念品に
蔡 佳成(サイ カセイ) 展示室受付担当
私は学園祭の2日間、展示室の受付を担当しました。恥ずかしがり屋の私ですが、来場者を笑顔で迎えることを心掛けました。「パンダ」をテーマにしたクイズや体験エリアの魅力を丁寧に伝え、来場者に楽しんでもらえるよう努めました。
受付業務を通じて、第一印象の重要性や細部への配慮、混雑時に他エリア担当者と連携して全体の調和を図るチームワークの大切さを学びました。来場者の笑顔に触れるたびに、自分の努力が報われたと感じ、大きな達成感を得ることができました。また、受付業務を通じて学園祭の成功に貢献できたことを実感し、自分自身の成長にも繋がりました。
李 譞(リ ケン) お絵描き体験コーナー担当
学園祭当日は、パンダの絵描き体験コーナーを担当し、来場者とともに一つの作品を完成させることができました。その達成感は非常に大きかったです。また、初めてパンダの着ぐるみを着て、多くの来場者に囲まれながら学園祭を楽しむことができました。
パンダの着ぐるみを着ると視野が狭く、動きにくいことに気付き、歩く際は常にサポートを必要としました。充電時間を把握しながら活動時間やルートを考え、友人たちの支えを受けて業務を遂行できたことは良い経験でした。
学園祭全体を通じて、屋台やステージでの創意工夫に感銘を受け、多くの人々と交流し、友情を深めることができました。この経験から、キャンパスライフをより大切にしたいと感じました。
教室展示運営に携わった 李譞さん(左)と費駿さん(右)
来場者と一緒に出来上がったパンダの油絵 受付係 蔡佳成さん(右2)
費 駿(ヒ シュン) 全体調整を担当
初めて文化祭に参加し、自分たちでテーマやブースを企画・運営する経験は非常に貴重で、ゼミグループと共に学び成長できたことに大きな達成感を感じました。
私たちのブースのテーマは「パンダパーティー」で、最初は商品選びやブースの配置に苦労しましたが、インターネットで事例を調査し、目標を明確化して取り組みました。物流の課題もチーム内で役割分担やクラスメートの協力を得て解決し、チームワークの重要性を再認識しました。
実践を通じてスキルを向上させ、特に会場のレイアウトでは試行錯誤を重ねて工夫しました。先生のアドバイスを元に背景を完成させ、満足のいく結果を得ることができました。準備期間中の困難を乗り越え、2日間の本番では「ミスターパンダ」が大人気で、多くを学ぶことができました。
収穫の多かった2日間。ありがとうございました
担当教員コメント
今回の学園祭は、学びと成長を促進する実践教育の場として非常に意義深いものでした。イベントを通じて、学生たちは計画性や柔軟性、忍耐力、責任感、創意工夫、リーダーシップ力、そしてフォロワーシップといった普段の授業では測れない「非認知力」を実践的に養うことができたのは一番の収穫です。サポートして下さった学生サービス課、そして多くのご来場の皆様に感謝を致します。
※本活動は城西国際大学2024年度学修研究活動助成事業採択プログラム(『外の視点を取り入れた「潜在的着地型観光コンテンツ造成」に関する提案型研究』)の一部として実施されています。
※于航ゼミナールでは、一人一人の個性を尊重し、国籍・人種を問わず、SDGs目標4が提唱するすべての人への質の高い教育提供、また、様々な領域において、SDGs目標10の国や地域間の不平等をなくすことを心がけて、学生指導および社会活動を行っております。