トピック
2025.03.28
初めまして。2024年度「韓国研修」広報Website担当の国際文化学科韓国語コース3年 宮田佳奈です。3月3日から3月7日までの5日間、「国際文化研修A」の受講生6名 (2年生3名、3年生3名)、引率教員1名、計7名で韓国に行ってきました。研修の様子をご報告いたします。
1月下旬から研修メンバーで準備を始めました。1回目は対面で集まり、立候補と話し合いで役割 (代表、SNS担当、Website担当、YouTube担当) を決めました。また、訪問予定の協定校にお送りするご挨拶の動画を撮影しました。自由行動の際に行きたいところやしたいことについても、一人ひとり出し合いながら全体の計画を立てました。
2回目以降は、帰省中のメンバーもいたためオンラインで集まりました。5日間の研修日程と内容を全員で確認し、協定校での学生間交流会に向けた司会や発表の台本を作り、リハーサルを行いました。研修を担当してくださる亀井先生から韓国語の発音のコツも教えていただいて、各自練習を重ねながら精度を高めました。
いよいよ研修初日です。あいにくの雨模様でスーツケースを持ちながらの移動は大変でしたが、全員元気に羽田空港に集合しました。
羽田空港の国際線ロビーに集合
ドキドキ 두근두근♡
飛行機も予定通りに発着し、金浦空港に無事到着しました。今日から4泊5日間の研修が始まります。
金浦空港到着!6人で記念撮影
宿泊先のハイソウルユースホステルに到着後、協定校の皆さんに渡すプレゼントを準備しました。
宿泊先に到着
日本のお菓子をラッピング
韓国で迎えた朝、外に出ると雪が舞っていました。専用バスに乗って協定校の国立仁川大学 (松島キャンパス) に向かいます。
専用バスに乗って出発
韓国は3月に新学期が始まるため、キャンパスは学生たちでにぎわっていました。まず学食にご案内いただき、在学生に混ざってお昼ご飯を頂きました。韓国ではタッチパネルでの注文とカード決済が一般的だそうです。
タッチパネルでメニュー注文とカード決済を体験
自分で量を調節できるのが嬉しいです
昼食後、学生の方に図書館ツアーをしていただきました。光がよく入る図書館内には学習スペースや休憩スペースが多く、たくさんの学生が利用していました。また、タッチパネルによる座席予約や本の貸出、ロッカー利用などデジタル化が進んでいることも印象的でした。
吹き抜けと大きな窓がポイントの明るい図書館
学生のための充実したスペース
図書館ツアー後、私たちが準備した交流会を行いました。4月からJIUに留学予定の方たちも参加してくださいました。司会進行、代表挨拶、JIUの基本情報と大学生活の紹介を韓国語で行いました。
韓国語でJIU紹介
グループに分かれてのディスカッション
また、グループに分かれてディスカッションを行いました。日本と韓国のマナーの違いや流行している食べ物などをテーマに一人ひとりが自分の意見を共有し、お互いの文化について理解を深めることができました。
帰りに素敵な記念品を頂きました
午後はきれいな青空
あっという間にお別れの時間になってしまいましたが、大変有意義な時間をすごすことができました。歓迎してくださった国立仁川大学の皆様、ありがとうございました。
研修3日目は地下鉄で移動し、ソウル市内文化探訪を行いました。韓国の地下鉄を実際に利用してみると、日本とは異なる点もあり新鮮でした。
料金が安く利用しやすい地下鉄
列車が到着する時は音楽が流れます
景福宮駅に到着しました。駅周辺には「韓服」をレンタルできるお店が多くあり、今回私たちも事前予約をして韓服を体験しました。それぞれが選んだ韓服を着て、歩いて景福宮に向かいます。
現在と過去が共存する不思議な場所です
景福宮の内に入ると、想像以上の敷地の広さに驚きました。多くの観光客が韓服を着ていて、タイムスリップした感覚で宮内を巡りながら皆で写真も撮り、良い思い出を作ることができました。
韓服を着ている人は観覧料が無料になります
映画やドラマで見ていた風景が目の前に
景福宮の思い出を写真に収めます
6人の思い出がまた一つ増えました
午後は、ソウル市内で自由行動にチャレンジしました。事前学習でメンバーそれぞれがピックアップした市場、カフェ、アクセサリーショップなどに行きました。この自由行動の時間を通して、研修メンバーの仲がより深まったように感じられました。
通仁市場の「포장마차(屋台)」
弘大のカフェ
昔ながらの雰囲気を楽しめる通仁市場
若者に人気のスポット弘大
研修4日目は、地下鉄で景福宮駅まで移動し、新しく協定を結んだ培花女子大学を訪問しました。日本語専攻の呉先生と学生の皆さんに歓迎していただき、小グループに分かれ、キャンパスを案内していただきました。
培花女子大学のかわいいマスコット
アットホームで素敵なキャンパス
培花女子大学のキャンパスは見晴らしの良い丘にあり、正門から続く坂を上って学生たちが学ぶ建物に着くと、ソウル市内が一望できました。キャンパスツアー後、大学を案内してくれた学生と一緒に学食でお昼ご飯を頂きました。
眺めの良いフォトスポット
お昼ご飯も一緒に頂きました
短い時間ではありましたが大変充実した交流になり、お別れが寂しく感じられるくらい、学生の皆さんとの仲が深まりました。新学期のお忙しい中、交流の機会を作ってくださった培花女子大学の呉先生、学生の皆様、本当にありがとうございました。
培花女子大学の皆さんと再会を約束して午後の日程へ
午後はソウル市内での自由行動の時間を持ちました。地下鉄を利用して明洞へ移動し、家族や友人へのお土産を買いました。また、メンバー全員で「인생네컷(人生4カット)」を撮りました。
研修の思い出「인생네컷」
夕食は宿泊先に戻って一旦荷物を置き、周辺にあるサムギョプサル屋さんで夕食を食べました。皆で一緒に食べたサムギョプサルは、より一層おいしく感じました。
「삼겹살(サムギョプサル)」
夜は全員で集まり、最後の振り返りの時間を持ちました。亀井先生が「韓国研修で生まれたつながりが続いていきますように」という願いを込めて「나비(蝶々)」のストラップをプレゼントしてくださいました。
あっという間に帰国の日です。金浦空港での待ち時間に全員で蝶々のストラップを持って円になり、思い出に残る写真を撮りました。
研修のつながりが続いていきますように
無事日本に到着しました。4泊5日という短い滞在でしたが、毎日新しい発見と学びがあり、とても充実した時間でした。また、一人ひとりが自身の役割を全うし、研修前よりも成長することができたと感じています。2024年度の「韓国研修」を実施するにあたりご協力くださいました皆様に、心より感謝申し上げます。
今回の研修で代表を務めた2名から、メッセージを頂きました。
| 国際文化学科3年 井口佳奈枝さん
私は海外研修という貴重な機会を活かして、より責任感のある役割に挑戦し、今後の自分自身の成長につなげたいと考え、代表に立候補しました。事前学習の段階では、チーム全体をまとめることに不安もありましたが、研修メンバー全員が協力しながら学べる環境づくりを意識し、結果的にそれぞれが担当の役割を全うしてくれたおかげで、充実した研修を実現することが出来ました。協定校の学生の皆さんとの交流会では、緊張しつつも韓国語で楽しく有意義なディスカッションを行うことが出来た一方で、異文化理解をより深めるには自国の文化も十分に理解していなければならないことや、韓国語の語彙力や表現力をさらに向上させることも課題だと感じました。今回の研修で得た貴重な経験を無駄にせず、今後の交流活動や自己成長へと繋げていきたいと考えています。
| 国際文化学科3年 嘉部心羽さん
今回の研修で代表という責任の大きい立場を経験し、リーダーシップはもちろん、チャレンジ精神も身についたと思います。研修をまとめられるのかという不安もありましたが、一人一人が真摯に取り組んでくれたため、メンバーにはとても助けられました。この研修で韓国語学習に対するモチベーションを得ただけでなく、これからの城西国際大学での国際交流にどのように活かすべきかを考えるきっかけにもなりました。この研修に関わってくださった全ての方に感謝申し上げます。
韓国語コース公式SNSでも「韓国研修」の様子を発信しています。また、前回の「韓国研修」についての報告記事と動画も発信しています。併せてご覧いただけましたら幸いです。