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成田国際空港に隣接した「成田市場」とエアラインの貨物施設を見学

ゼミ活動

2024.10.15

「エアラインによる地域事業」をテーマに研究している長谷川ゼミでは、9月28日、成田国際空港に隣接する卸売市場、「成田市場」を訪問しました。

成田市場は、農水産物の加工や海外への輸出に必要な手続きを市場内で完結することができる「ワンストップ輸出機能」を備えた日本唯一の施設で、航空貨物を利用し、より簡単かつ迅速に新鮮な農水産物を輸出することができます。また、2026~2027年ごろに「集客施設棟」をオープンし、成田市の新たな観光スポットにする計画もあります。

当日は、場内に拠点を展開している株式会社JALカーゴサービスの方にご説明いただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

観光学部3年 山根 はるか
9月28日に、長谷川ゼミは活動の一環で成田市場に伺いました。

成田市場には水産棟・青果棟・高機能物流棟があり、いずれも閉鎖型施設であるため周りの土埃が入ってくることはなく、また市場内で検疫などの手続きが済むので市場からそのまま輸出することができます。水産棟では施設全体を年中18℃にすることや、青果棟から水産棟までを1つの建物で完結することで鮮度を保っています。

JALカーゴが取り扱っているものとしては、ZIPAIRのオプションとして和牛の肉も航空券と一緒に買えるというサービスがあり、購入した和牛はマイナス50度の保冷剤を使い特別な銀色のパックに包んで、新鮮な状態で目的地にて受け取ることができます。

水産棟・青果棟では、実際に卸売をしている様子を見ることができ、市場では書かれている値段から値引きしてくれることがあり、またさつまいもを蒸して無料で配っていること、鮮度や値段の安さ、卸売をしている方の人柄の良さなど市場の良さを実感できる1日でした。

一般客を対象にした「成田楽市」を毎月第四土曜日に開催しているとのことなので、是非次の成田楽市も伺わせていただきます。最後に、成田市場の皆様、お忙しい中私たちに色々なお話や体験をさせていただきありがとうございました。

水産棟にて

輸出向けのシャインマスカットの大安売り! (とても美味しかったです!!)

観光学部3年 木村 周太
9月28日に長谷川ゼミは、成田市場にある「JALカーゴサービス」にうかがいました。主な事業として、成田市場で卸した商品を海外へ輸出するための検疫なども行っており、空港で検疫せずに海外へ輸出することができています。

JALの国際線を利用する際に、オプションとして動物検疫の終わった和牛を購入することができ、時間や手間を省いて海外へ持っていくことができるようになりました。また、成田市場は輸入にも優れた施設になっているので、海外から輸入してきた商品を成田市場から他へ卸すことができています。

成田市場は他の市場とは違って閉鎖型の施設となっており、商品の鮮度を保つため常に室内温度が18℃になっていました。HACCP認証を取得するいるくらい管理が行き届いている施設でした。

現在、集客施設棟の建設を予定していますが、完成したら新たなる観光地になると私は思いました。機会があればまたぜひ足を運びたいと思います。お忙しい中JALカーゴサービスさん、成田市場さんご対応ありがとうございました。

高機能物流棟で輸出を待つ果物

集客施設棟建設予定地をバックに