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2024.07.10
2024度から国際文化学科のメンバーになった禹隠喜(ウ・ウンヒ)先生の一週間のファッションを密着取材!「自分と周りを笑顔にするためのファッション」を目指す禹先生の話を聞いてみましょう。
A: 一言で表すなら「私の武器」でしょうか。これはドイツに留学していた時、私の指導教授が贈ってくださった言葉です。「ウンヒのファッションはいつも可愛いね。それはいつか、あなたの武器の一つになるよ」と、先生は言ってくださいました。見た目に気を使う暇があるなら勉強しなさいと叱られると思っていたので、先生に「武器になる」と言われて、すごく嬉しかったのを覚えています。
また、以前は自分の体形に不満ばかり持っていて、そのコンプレックスを隠すためのファッションを追求していましたが、先生の言葉を聞いてからは、いろいろなスタイルと色に自信を持って挑戦するようになりました。そして、いつか私も一人一人の学生が持っている強みをちゃんと見つけられる先生になろうと思いました。
A: 一番気にするのは「色」です。柔らかいくすみ系より、はっきりとした強い色味が自分には似合うと思うので「コチュジャン (고추장)」を思わせる赤で上下揃えたり、ド派手な花柄のワンピース着たりもします。周りから笑われることもありますが、それでもよいと思っています。「この服が私以上に似合う人はいない!」と、自信持って出かけます。
また、TPO(Time・Place・Occasion)も考えます。学会発表や会議がある時はジャケットを着たり、授業や移動が多い時は楽なスニーカーを履いたりします。雰囲気を考えず目立つばかりではファッションを「武器」にすることはできません。ちょっとしたバリエーションを取り入れることと、空気を読まないことはイコールではありません。
週末に夫とデートをする時は、色を合わせてカップル感を出します。ネクタイとワンピースの色を赤系で合わせたり、黒ジャケットをお揃いで着たり、雰囲気を合わせることで「二人でセット♡」になれる気がします。ただ、夫は気づかないことが多いので「実はペアルックだったんだよ」と驚かせることがマイブームになっています。
A: 日本では、ファッションにしっかりしたルールがあるように感じます。入学式、面接、結婚式などの場面に合わせ、服だけではなくカバンやアクセサリー、ヘアスタイルまで決まっている印象を受けます。ルールを守れば安全なので楽だと感じる人もいるかもしれませんが、私はプレッシャーに感じることが多いです。
そのような点で、韓国の場合は個性が見えます。面接は必ずしも黒スーツでなくてよいし、入学式や結婚式でも、ある程度自由に着たい服を着ます。最近はTシャツとジーンズで出勤する人も増えています。そのため、ファッションを勉強してセンスを磨く人たちがいる一方、「ファッションは難しいしお金がかかる」「結局何を着れば良いの」と迷ってしまう人たちも多いそうです。
ドイツでは「自分らしさ」が最も重要だと感じました。人の見た目に関して余計なコメントや評価をすることを失礼だと考える傾向があり、「周りから何を言われようと好きな服を着る」という友達が多くいました。自分の自由と同じように他人の自由も尊重するドイツで、どんな体型でもファッションでも個性を尊重することの大切さを学びました。
A: ファッションは、自分を表現するもう一つの名刺だと思います。JIUで大学生活を送りながら「自分らしさは何か」をたくさん考えて、それをファッションで表現してみるのはどうでしょうか。ヘアピンやネックレスなど小さなものでもよいと思うので、自分に自信と元気をくれるファッションアイテムを、ぜひ身につけてみてください。
また、JIUのキャンパスにはたくさんの留学生がいますので、お互いのファッションの話で盛り上がれたら楽しいですよね。きっとお互いへの理解も深められることと思います。
*禹先生の一週間のファッションとこだわりポイントも公開中です!