トピック
2025.10.23
郷土芸能やお祭りへの関心から「域学共創プロジェクトH」を受講した国際文化コース2年生に、キャンパスと地域での学びについてお話しいただきました。
――国際文化学科に入学を決めた理由を教えてください。
私はもともと日本文化に関心があり、日本と海外の文化を学べる国際文化学科に関心を持つようになりました。高校3年生の8月にオープンキャンパスに参加して、キャンパスや学生の雰囲気が自分に合っていると感じたことと、芳賀先生の体験授業が面白く興味が湧いたことも理由の一つです。
――入学後はどのように学んでいるのですか。
国際文化学科の科目を中心に、好きな授業を履修しています。一番印象に残っているのは、東金市のお祭りに参加する「域学共創プロジェクトH」という授業です。幼いころから地元で郷土芸能やお祭りに参加してきた経験から興味を持ち履修したのですが、初めて別の地域の郷土芸能や文化について、体験を通して学ぶことができて、とても有意義でした。
フィールドワーク型の授業でしたので、自ら現場に足を運び、自分の目で見て考えることで、学びを深めることができました。また、地元の社会人の方々と一緒に活動することで、地域の課題や地域の方々の思いについても知ることができ、視野が広がりました。
――他に印象に残っている授業などはありますか。
現在履修している「英語演習」も面白いです。十数名程度のクラスで、その半数が留学生なので、毎回のペアワークでさまざまなトピックについて話し合うと、英語だけでなく文化的な違いも学ぶことができます。日本で当たり前のことが他の国では当たり前でないことに気づいたり、他の国のことを教えてもらえたりして面白いです。
たとえば風呂敷も海外の人にとっては珍しいということも知り、授業内で包み方を説明するアクティビティも行いました。少人数授業で話しやすい環境ということも私に合っていると感じています。
オンラインのオンデマンド授業の中では「世界遺産のいま」という授業もとても面白かったです。最終課題として、自分で世界遺産ツアーを企画し、フライト時間や日程、移動手段も含めて本物の旅行のようにプランを立て、どんな魅力があってどのような人に向けたツアーなのかを説明する課題が出されました。自分で一から考えるのは大変でしたが、日本を含め世界中の世界遺産についての知識や、それらが抱える課題について深く学ぶことができ、観光にも興味が湧いた授業でした。
――第二外国語で韓国語を履修していらっしゃいますが、韓国語コースでなく国際文化コースを選んだのはなぜですか。
私が国際文化コースを選んだ理由は、韓国語コースよりも自由に自分の関心のある授業を選び、幅広く学べるからです。韓国語コースは韓国語関連の必修科目が複数ありますが、国際文化コースの必修科目は少ないので、どの科目を履修して学んでいくかを自分で決めることができる点で私に合っていると思いました。第二外国語で韓国語を選んだのは、パッチムだけは読めたことと、語学学習に自信のない私は、さまざまな活動の中で実際に韓国語を使いながら学んでいる韓国語コースのみんなと助け合いながら学べる点に、大きな魅力を感じたからです。
――授業以外ではどのようなことに取り組んでいますか。
私はアルバイトをしています。アルバイトは自分の得意なことや苦手なことを見つけるチャンスでもあり、日々成長を実感しています。2年生になってからは、オープンキャンパスのスタッフとして学内での活動にも参加するようになりました。このようなイベントに参加することで、普段接する機会のない先輩方のお話を聞くこともできて刺激を受けています。
――今後挑戦してみたいことはありますか。
まずはTOIEC などの資格取得に向けた勉強に力を入れたいです。まだ具体的な点数目標などは決まっていませんが、就職活動を見据えて英語力を高めていきたいと考えています。また、地元の郷土芸能の広報活動などにも挑戦したいです。今でも帰省した際には活動に参加していますが、今後はもっと積極的に、自分から発信していくような活動をしたいと考えています。例えばSNSを活用するなど自分のスキルアップにも繋がればいいなと考えています。
――大学生活はまだ半分以上残っていますので、関心を持たれたことには積極的に挑戦し、実りある大学生活をお送りください。
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