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ハンガリー研修(4年生)20日目

ハンガリー研修

2022.09.05

学生リポート

9/5(20日目)

外傷の救急

本日はハンガリー軍事病院の救急(外傷)外科で講義、その病棟とERで研修を行った。
講義では主に外傷二次救命処置(ATLS:Advanced Trauma Life Support ))の手順について、外傷患者は多くの外傷だけでなく内臓のダメージもあることが多いことや、ccABCDEアプローチや妊婦や子ども患者に対する運搬の方法とその根拠を学んだ。
Eの全身観察では患者の頭部からつま先まで(背中を忘れずに)みて隠れた病気を見つけるということは、日々の看護の観察に大切なことと繋がっていた。どのようなポイントを見るのかを学ぶことができ、将来患者さんの観察において活かしていきたいと思った。
病棟には交通事故や転倒とうで骨折した方が入院していた。高齢者は腸骨、手首、肩の骨折が多いと聞き、日本の高齢者は肩、手首の骨折に加え、大腿頸部骨折と脊椎圧迫骨折が多いため、日本との違いがあるのか調べてみたい。
救急で運ばれた患者は、看護師(トリアージナース)が振り分けを決めていることや採血を行っていると聞いた。さらに患者と対面するときに損傷した場所や理由や処置の優先順位を調べ、考えておくことが重要だということを学んだ。
また、骨折のリハビリはベッド上で体を動かすものや、リハビリ室で行うものがあった。腕を紐のような器具で釣り肩を動かすリハビリや、集団リハビリが日常的に行われているようで驚いた。さらに驚いたことは、病院内にプールがありそこでリハビリを行っているということであった。プールでのリハビリは陸上よりも負担が少なく、さらに身体の循環量増加や、水圧による効率的により良い負荷をかけることができるなどメリットが多くあることを学んだ。
China,Miaki

リハビリの様子

リハビリの様子

救急外科の講義

救急外科の講義