ハンガリー研修
2022.09.08
出産、フィジカルアセスメントの実践
初めに、妊婦さんの出産の看護を体験できるロボットで、様々な観察を行いました。ドップラー法でも胎向や胎児の心拍を確認できました。胎児の排臨、発露ののち、回旋の様子も観察できました。胎盤はゆっくりと出すことが大切で、細かい観察も必要です。
ロボットは挨拶ができ、痛みが生じる際に声を出して痛がっていました。産声を設定することもできます。また、CTGの細かい設定もできます。
看護師は、分娩中頻繁に、今何が起こっているのかを妊婦さんに教え、声かけすることが大事であると教えていただきました。
日本と比較し、分娩後に母子が一緒になる時間を大切にしていることがわかりました。特に出産後の2時間は、ゴールデンアワーであるため、特に大切にしていると教えていただき、母子の愛着形成がどれほど大切なのかを感じました。妊娠、分娩のみならず、それを看護師としてサポートしなければならないのだと感じました。
さらに、患者のロボットで、脈の触診や胸や腹部の聴診を体験しました。
瞬きや呼吸も感じることができ、さらには細かく心電図の波形や、不整脈、腸蠕動も設定できました。
実習では出会うことが難しい心拍音や肺雑音を聞き、学びとすることができました。
出産時の対応を体験
心拍音や肺音を聴取し、異常音がないか確認