プロジェクト
2026.03.28
本年度、観光学部が提供する地域連携プロジェクト型授業「域学共創プロジェクトB」(全学共通基盤科目)では、学外に向けた報告会を二度実施しました。
一つは、12月16日に開催された国際大学間ネットワークCoINにおいて、本学を代表し、他大学の学生および教職員に対してプロジェクト成果の報告を行ったもの。もう一つは、2月3日に開催された本学主催の域学共創プロジェクト群の地域向け発表会であり、地域関係者に対して本年度の取り組み内容を報告しています。
本稿では、これら二つの報告会における発表内容を概観するとともに、報告会に対する学生の認識や、発表経験を通じて得られた学び・成長について、観光学部学生の声を通して紹介します。
発表会上で事前の発表練習をする様子
○ 観光学部2年 中村 俊紀
12月16日、私たちは国際大学間の未来ネットワークCoIN(Consortium for International University Networking)において、域学共創プロジェクトBで推進してきた山武郡市のサイクルツーリズムに関するイベントの企画・実施内容を報告する機会をいただきました。11月27日の学内選考会を経て、大学代表として発表するという貴重な経験となりました。
今回の発表において、私たちは、「自分たちが調べたことや実施した内容を発表すればよい」という、自己完結した視点に留まっていました。しかし、当日、会場に足を運ぶと、その意識は大きく変わりました。全国から集まった他大学の学生が、控え室で真剣に練習を重ね、聞き手に届く発表を作り込んでいたからです。私たちも気を引き締め直して臨んだものの、「準備が遅かった」という感覚が残る結果となりました。その理由は、私たちの発表後に続いた他大学の発表を聞き、プレゼンテーションの本質を突きつけられたからです。
プレゼンテーションとは単なる情報の伝達だけではなく、聞き手との対話であり、未来を動かすための提案であるべきだと感じました。準備不足や不慣れさを言い訳にせず、会場に集まってくださった方々の貴重な時間に対して最大限の誠意を尽くすこと――その当たり前で最も重要な姿勢を、他大学の発表から学ぶことができました。だからこそ悔しさが残ったのだと思います。域学共創プロジェクトBに真剣に向き合ってきたからこそ、発表も含めてその真剣さを最後まで持続できなかったと反省しています。
ただし、悔やむだけでは前に進めないとも思っています。次年度に向けて、情報の取捨選択の徹底、聞き手のニーズに合わせたストーリーテリングの強化、そして、発表にあたったチーム内の役割分担とリハーサルの質の見直しを進めたいと思います。これは他の授業の発表に際しても同じことが言えるかもしれないので、今回の経験を活かしたいと考えています。
また、域学共創プロジェクトの今後についても思うところは多くありました。とくに、域学共創プロジェクトの真のスタートは、発表が終わった今この瞬間からだとも感じています。プレゼンテーションで指摘を受けた課題を一つひとつ丁寧に受け止め、地域の方々の想いに寄り添った具体的なアクションへと繋げていきたいと思います。
今回の学びを一時的な感想で終わらせず、他の活動では一回り成長した姿で地域社会に具体的な価値を還元できるよう邁進したいです。そして、この経験と反省を次年度の学生へ確実に引き継いでいきたいと思います。
他大学に向けて発表を終え安堵の様子の参加メンバー
○ 観光学部1年 薄根 大貴
私達は、1年間取り組んできた活動の内容とその成果を、日頃から支援してくださった方々や地域の皆様、そして一般の方々に広く知っていただくことを目的として東金市にあるサンピアというショッピングモールの一部をお借りし、2月3日に発表会を行いました。
今回の発表では、活動の背景や目的、具体的な取り組み、そこから得られた学びや成果を改めて整理し、限られた時間の中で分かりやすく伝えることを意識しました。今回は、CoINでの発表の際より発表時間が短かったため、伝えたい内容を取捨選択し、構成を変更することとなりました。どの内容を残し、どこを削るのかを検討する中で、自分たちの活動の意義や強みを改めて見つめ直す機会にもなりました。
結果として、当日は、多くの来場者を前に緊張しましたが、地域同士のつながりの重要性や、そのきっかけとして私達の活動が役割を果たしたことを伝えることができたと感じています。
今回の発表を通して、準備の重要性を改めて実感するとともに、大勢の観客の前で自分たちの考えを分かりやすく伝える力は、これから社会に出る上で非常に重要であると強く感じました。この経験を今後の活動や将来に生かしていきたいと思います。
山武郡市の地域の方々の前で自分たちの活動について発表しました
サイクリストを応援したうちわを持って他の域学共創プロジェクト参加学生と記念撮影