ハンガリー研修
2022.09.01
朝は肺塞栓症と深部静脈血栓症の講義を受けた。術後に特に観察しなくてはいけない疾患であるためとても興味深かった。
肺塞栓症はしっかり治療していても温泉などに入ることで血管拡張、血流増加などが理由で再度肺塞栓症になることがあるということを知ることができた。深部静脈血栓症は、10万人中53~162人、肺塞栓症は10万人中39~115人の割合で発症している。また、肺塞栓症の診断にWells scoreが用いられる。点数が高い程、肺塞栓症のリスクが高まるため、結果に応じてCT検査を行い、肺塞栓症の診断を行う。
冠状動脈の手術と頸部動脈の狭窄の手術を見学した。モニターを見ながら手術について解説して頂いたためとても分かりやすく、貴重な体験をすることができた。動脈の狭窄が7割を超えると手術が必要であること、麻酔科医が輸血を担当することを知ることができた。
肺塞栓と深部静脈血栓症について学びました
午後からはセンメルワイス博物館に行き、医療の歴史を学んだ。昔は悪魔が身体に入ってきて病気にするという考え方が普遍的だった。だが、古代ギリシャのヒポクラテスの研究によりこの考え方が変わるきっかけになった。
MOMOKA,YUI,NANA
センメルワイス博物館にて歴史を学ぶ