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ルワンダ研修 10日目

ルワンダ研修

2024.08.15

ルワンダ研修10日目

Muraho!
 今日は、Kigali Genocide Memorialで開催されたPeace Concert Workshopに参加して平和について話を聞き、学びを深めてきました。
 午前中は、ルワンダのジェノサイドを実際に経験した方の話を聞かせていただきました。ツチ族というだけで、差別され名前でも呼んでもらえず、ときには街を歩いているだけで殴られたりしたそうです。家族が殺され森に逃げたところ、犬を使って逃げたツチ族を探し、犬に驚いて出てきた人を殺していったそうです。お腹が空き限界だった体験者の方は、森を出ようとしたところフツ族の方に見つかってしまいました。ポケットにあった10,000フラン(日本円で1000円)で、殺すのなら、残虐じゃなくて楽に殺してくれとお願いしたと聞いて、極限に追い込まれた状況だったんだなと思いました。奇跡的に死に至らず死んだふりをして、逃れました。隠れていると兵隊が来て、死体の中に生きている人がいるのではないかと探したそうです。体験者は殺されると思いましたが、兵隊が保護し生き延びることができたした。今のルワンダ政府は、ジェノサイドで亡くなった方の遺骨をしっかり回収し、どこに祀られているのかわかるようにして、花をたむけ、追悼できるようになったそうです。ルワンダ政府では、和解の文化、許しの文化を推奨し、ジェノサイドが二度と起こらないようにすることを心がけているそうです。話を聞いた後は、みんなで、平和の歌ったり、ジェノサイドをルワンダの子供達にどう伝えているのかという話も聞きました。
 午後は、広島、長崎に落ちた原爆について、日本の平和教育はどのようにしているのか、広島女学院の先生と長崎大学の学生が発表しました。また、コンゴ、ルワンダ、ケニア、カメルーン、日本からのパネリストが平和について考えを発表しました。picture exhibitionでは、ジェノサイドの絵や原爆に関する写真を見ました。その後にジェノサイドメモリアルのお墓に花をあげ、追悼しました。ジェノサイドメモリアルの中では、当時の状況や、亡くなった方の写真、どうやって亡くなったのかを細かく書かれたものを見学しました。日本以外の平和について考えることはあまりなかったので、いい経験になりました。 

O.K

 

Peace Concert Workshopの様子①

 

Peace Concert Workshopの様子②

 

Peace Concert Workshopの様子③