ルワンダ研修
2024.08.30
午前は、ルワンダ大学の学生とお互いの国の予防接種についてプレゼンテーションを行いました。日本との違いとして、BCG(結核予防のためのワクチン)は、ルワンダでは生後6週間までに接種されます。日本では、6週未満に接種するものはなく、BCGは5~8か月未満に接種します。また、HPVワクチン(子宮頚がんの原因であるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチン)は、日本では2022年まで接種推奨がなされなかった背景から、1997~2005年度生まれが対象の世代の接種率が、世界と比べてもとても低いです。それに対して、ルワンダは政府によりアレルギーや健康上の問題を除き、12歳までの接種が義務付けられており、高い接種率となっています。その他にも、ルワンダの予防接種の特徴として、COLD CHAINというワクチンを適切な温度で輸送できるシステムについて教えていただきました。COLD CHAINが導入されたことで、ワクチンの効力の保存、劣化の防止、予防接種プログラムの一貫性、公衆衛生の安全性、無駄の削減が確立され、地方であっても安心安全な予防接種を行うことが可能となったそうです。
午後はフリーで、各々お昼寝や課題など自分時間を過ごすことができました。ある学生は、ドレッドヘアと伝統衣装であるキテンゲを着た姿を収めたいと、写真撮影を行っていました。Nibyiza cyane(とっても可愛い)でした。
ルワンダ研修も残す所あと10日です。日々の学びを大切に残りの研修期間も楽しんでいきたいです!
K.T
ルワンダ大学の学生のプレゼンテーション
日本の予防接種に関するプレゼンテーション
キテンゲ撮影会①
キテンゲ撮影会②