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観光ゼミナール 地域活性化を止めない ~観光まちづくりの実践~ vol.05【森の小学校 四方木探検隊~オーロラを見つけよう】③ ~体育の時間・工作の時間~

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観光ゼミナール 地域活性化を止めない ~観光まちづくりの実践~ vol.05【森の小学校 四方木探検隊~オーロラを見つけよう】③ ~体育の時間・工作の時間~

【体育の時間=散策の時間~四方木の自然、体感します~】

 「家庭科の時間」の後は、「体育の時間=散策の時間」です。散策の時間では、四方木地区の自然に触れてもらうために、「穴の口」に行きます。地元の人は「アナンクチ」という、かつての川廻しトンネルです。驚くことに、手彫りのトンネルで、四方木地区にはこのようなトンネルがもう2カ所あるそうです。

 当日は厳しい暑さでしたが、この「アナンクチ」は少しひんやりとしていて、涼みに来る方もいます。私たちはというと、散策の途中の川遊びと言うよりも、泳いでしまいました。水が綺麗で、とても気持ちがいいです。小川には小さな魚やザリガニ、その他にも生き物を発見することができ、改めて自然を大切にしたいと思いました。 イベントの準備段階では、地区の方から地域で生息する生き物や植物について教わりました。この自然豊かな地区に、沢山の植物や生き物が生息していることに感動します。

 その一方で、自然と里山の境界がなくなることでの弊害も体験しました。ヤマビルです。私も、下見のときに何度かヒルの被害を受けました。このことは、単にヒルがいるということだけではなく、まさに住民の減少によって、人の生活圏がだんだんと狭まっていることに原因があるのだとも言えます。人里に獣が降りてきて、その獣についている「ヒル」が地区内の草むらに潜んでいるのです。人口減少という問題は、このようなところにも影響があるのです。

担当:二宮


【工作の時間~木の枝を使ったフォトフレームづくりとオリジナルコースターづくり~】

 「森の小学校」というコンセプトを活かした体験コーナーの時間を作りたいと思い、様々に検討した中で、「四方木」の「木」を使ったクラフト体験を考えました。そこで、体育の時間の後は「工作の時間=ものづくりの時間」と設定し、「地域で過ごした思い出」を形にしてもらいます。

 四方木の魅力である自然の豊かさを感じていただくために、工作の時間は地区で採取した「木の枝を使ったフォトフレームづくり」と四方木マークの焼き印を入れた「オリジナルコースターづくり」を体験します。

 フォトフレーム作りに使う小枝には、「ウツギ、エンジュ、モミジ、サクラ、ウバメガエシ、サルスベリ、クロモジ」という、枝ぶりや匂いなどに特徴を持つ木を地区の方から教えていただきました。ウツギは、枝の中が空洞になるから「空木」と表記するそうです。また、「葉が付いている枝も切らずに使ってみたら」といったアドバイスも頂き、加工されていない自然の素材を生かすことについても、改めて考える機会となりました。

 四方木マークを入れた「オリジナルコースターづくり」では、コースターの素材に「ヒノキ」を用意していただきました。「ヒノキ」はとても良い匂いがして、四方木マークの焼印を入れる際には、焼け焦げたヒノキの香りが付近に漂います。

 工作の時間も、事前準備から地区の方々に協力していただいたおかげで、楽しい時間を過ごすことができました。自然が魅力である四方木地区ですが、本当の魅力はそこに住み、地域を大事にしている地区の方々なのだと実感しました。四方木の方々との交流を通して、「四方木地区の活性化」には、やはり地区の方とイベント参加者とのコミュニケーションの場を演出することが大事だと感じました。そして「楽しんでやることが一番」と地区の方が言われていましたが、その「楽しい」時間は、スタッフである私たち自身も楽しむこと、同じ「楽しい」を共有することが大事なのだとも感じます。

担当:高橋(大河)


【学生の声】

観光学部3年 高橋 大河さん

 今年は新型コロナウイルスの影響でいつも通りの授業ができず、現場にて四方木の方たちとの交流もできない状況でした。しかし、このような状況だからこそ、どのようにしたら四方木地区の魅力が伝わるかということをみんなで話し合い、考えながらゼミを進めてきました。私たちが半年かけて企画を披露した時、四方木地区の方々はとても温かく、そして優しく受け入れてくださって、そして圧倒されるような行動力でサポートしてくださいました。「この人たちに出来ないことなんてあるのか」と思うばかりでした。教室の中だけでは経験できないこと、社会で生きていくこと、そして地区を支えていくことの「すごさ」の一部を感じました。今後も活動してく上で、四方木地区の魅力をもっと発信していければと思います。楽しかったです。


観光学部3年 二宮 伴宜さん

 私は、この活動を通して、四方木地区の自然の豊かさを再確認しました。そして、今回実演したようなイベントの機会に、様々な「四方木の魅力」を幅広く伝えることができたらいいなと思います。私は、将来は故郷の活性化に貢献したいと考えているので、四方木地区での活動にもっともっと関わりたいと思いましたし、今後の四方木地区の活動に目が離せない思いです。


観光学部3年 上田 祐太さん

 今回のイベントで、私は地域の活性化を実現していくことの大変さを痛感しました。ゼミが始まり、イベントの内容やタイトル、それにかかる費用や時間などを話し合っていく中で、何度も先生や地区の方からご指摘をいただき、ゼミ生の中でも意見の衝突がありました。その度に、自分の考えが浅薄なものであることを痛感しました。

 「実現できない、現実味がない」とはっきり言われることもあり、私達が取り組んでいる問題の大きさに気付かされました。私は将来、地方創生、地域の活性化に携わりたいと思い、このゼミを受講しました。しかし、当初の地方創生、地域活性化に携わることへの高揚感だけでなく、活動を通して、地方の現実やその取り組みの意味、活動の詳細に目を向けることができ、視野が広く、そして深まったと感じています。

 また、プレゼンをすることの難しさも痛感しました。今までは失敗しても自分が困るだけで済んでいましたが、今回の四方木地区の方々に向けた企画プレゼンは、他のゼミ生や先生方、四方木地区の方々にも迷惑がかかるという、いい加減で中途半端なことができないというプレッシャーが重くのしかかる思いがありました。どんなに熟考したとしても自分たちの意見が全て通る訳ではない、どんなご指摘を受けるか分からないという不安を抱えた状態でのプレゼンでしたが、地域の方々は私達の意見を汲んで協力してくださると仰ってくださいました。地域の方々が本気で向き合ってくださり、私達に期待してくださっているのだということを実感しました。

 VRでオーロラを描くスクリーンの支柱に使用する木の伐採や支柱を埋め込む作業、流しそうめんの流し台や器に使用する竹の加工作業をしていく中で、地域の方々の作業の丁寧さ、素早さに感動し、フォトフレーム作成に使用する木の枝の採取作業や散策ルートの下調べでは、動植物に関する知識の豊富さに驚かされました。そこには、四方木地区を訪れてくれる人に対して、良いもの、良い情報を提供したいという「思いやり」の気持ちがあります。これこそ、私たち観光学部学生が学ぶべき「ホスピタリティー」なのではないかと気づきました。そして、私たち「よそ者」が、地区の「良いもの、良い情報」を提供するためには、まずは私たち自身が四方木地区のことをよく知り、好きになることから始めなければいけないのだとも思いました。

 今では、四方木に初めて訪れたときよりも知識は増え、私は四方木地区が大好きになりました。まだまだ、知らないことや四方木地区の魅力は沢山あると思いますが、今回のイベントの経験を活かして、引き続き四方木地区の活性化に取り組んでいきたいと考えています。


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