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学びのデザイン~国語科教職×日本語教員×中国語~

トピック

2026.01.29

現役で国語科教員採用試験に合格、日本語教員国家試験に仮合格した4年生の原田さんに、4年間の学びを振り返っていただきました。


——4月から国語科教員として中学校の教壇に立たれるとのことですが、今の心境を教えてください。

9月に4週間、出身中学校で教育実習を行い、中学生と直接触れ合ったことで、教員としてスタートする意欲が高まりました。ちょうど文化祭の時期でしたので、生徒たちが合唱練習に取り組み、本番で成果を発揮する姿を間近で見ることができました。一所懸命に活動する姿が心に響きました。4月から教壇に立つのが楽しみです。


——教育実習や日本語教員試験受験と並行して卒業論文を書くのは大変でしたか。

確かにとても忙しい時期を過ごしましたが、卒業論文では教育実習で扱った『徒然草』をテーマにしましたので、うまく連動させることができました。

——国語を教える際、日本語教員養成課程での学びは活かせそうですか。

とても活かせると思います。実際、教育実習では、中国でのコミュニケーションインターンシップで日本語を教えたときの方法を自分なりにアレンジして実施したのを中学校の先生に評価していただけました。

——どのような授業を展開したのですか。

『徒然草』を担当した際に、生成AIを使ってひとつの章段を4コマ漫画で表現し、クラス独自の現代語訳をつける活動を行いました。生徒から「楽しかった」との感想をもらえ、現場の先生からも「次回試してみたい」と言っていただけたことが、とても嬉しかったです。この活動は、日本語の授業で行った「かさじぞう」のイラストを用いたアクティビティから着想を得て、国語の授業に応用したものです。


——他に、日本語教育の経験で国語教育に役立ちそうなことはありますか。

グローバル化する教育現場で外国籍の生徒たちとコミュニケーションをとるのに役立つ他に、外国人に日本語を教えるときに言葉をかみ砕いて分かりやすく伝えるための「やさしい日本語」が、中学生に分かりやすい説明になるのではないかと思っています。また、日本語の文法に関しては、詳しく細かい部分まで学ぶことができたので、国語の授業でも活かせるのではないかと思っています。


——国語科教員と日本語教員と両方の経験をし、両方の資格を取得されるわけですが、やはり国語科教員になりたいですか。

日本語教員は日本語そのものを教えます。毎回の授業で、「学習者が何をできるようになったか」が見て感じやすいので、やりがいも感じやすいです。国語科の場合は、日本語を使ってさまざまなことを考え、表現するので深みがあり、生徒から様々な考えを聞くこともできます。日本語教員も国語科教員もそれぞれ異なる魅力があるので、まずは国語を教えて、徐々に外国籍児童生徒等の支援や日本語指導にも携われればと思っています。

——台湾に留学したり、中国語のスピーチコンテストで入賞されたりもしていますね。

入学時から国語教師になることを目指していたので、中国語を勉強していれば漢文の授業に役立つと思い中国語を履修し、中国語の運用能力を高めるために台湾に2年次の秋学期に留学しました。


中国語の授業だけでなく、「言語学」「文学概論」といった講義科目を現地学生と一緒に受講したので、とにかくひたすら勉強しました。寮は4人部屋で、私以外はスペインからの留学生だったので、彼らとの会話では中国語だけでなく英語も同じぐらい使いました。いろいろな経験ができて、とても充実した留学生活でした。

——学内の中国語サークルの立ち上げもしていらっしゃいましたね。

1年次の冬、ちょうど留学申請をした頃、学科の中国語の先生からお誘いいただき、「ニーハオ中文同好会」の部長として会の立ち上げのお手伝いをしました。留学前に中国語圏の留学生と交流する機会を持てたことは、とても恵まれていたと感じています。


台湾からの留学生に、交通機関や食べ物などの現地情報を教えてもらえたことで、初めての海外生活でしたが、不安が少し和らぎました。留学を終えてからは、国語科教職と日本語教員養成課程の授業・試験が重なり、中国語の学習に十分な時間を割くことが難しくなりました。それでも、大学祭ではニーハオ中文同好会の活動に参加し、中国語圏の留学生との協働を続けられたのはよかったと思っています。

——学科のオープンキャンパスでは、1年生の時から4年間ご協力くださいましたね。

1年次の夏にお手伝いの機会をいただいて以来、留学期間を除いて継続して参加させていただきました。これも私にとって貴重な経験になりました。


司会を担当したり、留学や養成課程について説明したりと、さまざまな役割を任せていただく中で、要点を絞って分かりやすく伝えることの大切さを学びました。


今年入学した1年生から、オープンキャンパスで私の説明を聞いて入学を決めたと言われたときは、本当にうれしかったです。


——最後に、国際文化学科の後輩や受験生に向けてメッセージがあればお願いします。

物事を決める時の判断基準は、「やるか、やらないか」です。「できる、できない」ではありません。やっていないのに、できるか、できないかを判断できるはずがありません。まずはやってみる、挑戦してみることが大事です。今大学で学んでいるみなさん、これから大学で学ぶみなさんには、様々なことに挑戦してほしいと思っていますし、私自身も様々なことに挑戦していきたいと思っています。

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