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観光ゼミナール紹介 金子ゼミ(観光メディア:デザイン) カリキュラム

  

金子ゼミ(指導教員:金子 祐介 助教)


「メディア」というと、どうしてもインターネットに代表されるようなオンラインメディアや新聞やテレビといったマスメディアを想像してしまいがちですが、「メディア」を醸成していく上では、そのようなインフラ(社会基盤)としての「メディア」だけでなく、その「メディア」を運用する上でのコンテンツ(情報の中身)制作も重要な課題となってきます。

そこで、本ゼミでは、「新しい観光」の有り様を提示するためのコンテンツやそのコンテンツを支える仕組みづくりについて皆で議論し考案することを目標としています。ちなみに、ここでいうところのコンテンツとは地域観光の起爆剤となるようなイベントのことであり、コンテンツを支える仕組みづくりとは観光地を支える地域拠点において必要となる新たな仕事の開発のことを指します。


例えば、2022年度は、北海道の上士幌町をフィールドとし、「(健常者における)電動車椅子の観光利用」に関する実証実験を行っています。どこまで、「電動車椅子に乗車したまま観光ができるのか?」、また、「電動車椅子を観光利用する上で、どのような仕事が発生するのか?」ということについて考えています。さらには、「こうした活動に伴い、観光地の景観がどのように変わっていくのか?」ということについても、皆で一緒に考えています。
 

まちなかでの次世代電動車椅子WHILLを利用した実証実験の様子
(新潟県上越市直江津地区にて(2021年度))

 

Doog社の追従型電動車椅子Garooに試乗する様子
(茨城県つくば市にて(
2021年度))
 

WHILL社員の方から乗車上の指導を受ける様子
(WHILL本社にて(
2022年度))


ツアーナースの課題について看護学部の学生と課題調査を行う様子
(大学構内にて(2022年度))


 

※これまでの活動の記録
○観光ゼミナール ~電動車椅子の観光利用に関する実証実験の記録 vol.01 遠隔地にある地域拠点との打ち合わせ~
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=9373
○実証実験 「ラストワンマイルまでスモールモビリティに乗車したまま観光を行うことは可能か?」
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=10171
○電動車椅子の観光利用に関する実証実験:2022年度にむけてゼミ始動
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=10382
○同じ課題について違った視点で考えよう!看護学部との学部間交流の記録
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=11740
○企業視察:電動車椅子の観光利用にあたって考えるべき課題の乗り越え方を学ぶ
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=12223
○観光に関わる「移動」の未来像について考える~北海道上士幌町での実証実験
https://www.jiu.ac.jp/tourism/news/detail/id=12436


※別途、本ゼミ生を中心に、まちづくりに興味のある他学部の学生とともに、自分たちの活動をアップデートするために、専門家を呼んでお話を聞く自主ゼミを開催しています。
○ど・ゼミ:「まちづくり」「まちおこし」に関する企画や運営といった仕事に日々従事している“その道のプロ”をお招きし、月1回のペースで開催する自主ゼミ
○よ・ゼミ:大学での<学び>で得た「まちづくり」や「まちおこし」に関する知識や自ら取り組んできた地域連携活動による<学び>を、就職後(社会へ出てから)の活動の中でどのように実践・応用していけば良いのかを学ぶための自主ゼミ
○まる行:行政が施行する地域政策や政策に伴う整備がどのように運用されているのかということを、行政職員の方々にご紹介いただく自主ゼミ